83152夫妻それぞれの嗜好を取り入れた唯一の空間|キャンプmy style

夫妻それぞれの嗜好を取り入れた唯一の空間|キャンプmy style

男の隠れ家編集部
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■夫妻それぞれの嗜好を取り入れた唯一の空間

●tanakiさん(Instagram/tanaki)

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

アイアンラックやアルミコンテナなど武骨なギアで固められたキャンプサイト。

ミリタリーテイストでまとめたサイト。テントは「rootbase」。

ミリタリーテイストのつなぎに身を包んだtanakiさんは、「キャンプ中は極力服の汚れを気にしたくないので、タフな服が多いです。このつなぎはジャストサイズでお気に入りですが、キャンプというより今にもサバゲーでも始めそうな雰囲気ですよね」と笑う。

しかし、別日のサイトを見て驚く人も多いだろう。そこにはウッドテーブルやカラフルなヴィンテージギアが並び、男前ギアたちの中でバランス良く配置されている。

夫妻でのキャンプには「TRIGANO」のスクエア型テントを使用。居住性は高いが重いのが悩みだとか。

「ナチュラル系のギアは妻が選んだもので僕の好みとは正反対。2人とも生粋のキャンパーなのでギアやサイトの雰囲気づくりにはお互い譲れないものがあって」

夫妻でキャンプを楽しみたいから互いに尊重はする。しかし、どちらかのテイストに偏ってしまわないように、カラーや素材で統一感を出しているそうだ。

一番存在感のあるテントは長年探して見つけたというフランスの老舗メーカー「トリガノ」のヴィンテージもの。ヴィンテージギアに関しては2人の嗜好が一致。これを基準に、雰囲気が合わないギアは置かないようにすれば、自ずと統一感が生まれるという。

市販の素で作る簡単つまみ。青椒肉絲はカシューナッツを入れるのがポイント。
ヴィンテージギアは置くだけで雰囲気が出る。

学生時代から時間を見つけては海外を放浪し、アイスランドやスイス一周、オーストラリアやアメリカ西海岸縦断など世界各地を旅してきたというtanakiさん。車中泊やテント泊をしながら旅を続けていたため、キャンプは手段という感覚だったという。

5年前に結婚し、夫妻でキャンプに出かけた際、自然の美しさや野外で食べる料理の美味しさに感銘を受けたことをきっかけに、手段ではなく目的としてキャンプを楽しむようになった。

次第にもっと自然に近い環境でライフスタイルを築きたいと思うようになり脱サラを決意。2年前、神戸からtanakiさんの故郷・香川にUターン移住してきた。

「FEUERHAND」のオイルランタンはフランスから輸入。おそらく戦前に作られたモデルだとか。

「神戸にいる頃は、平日は仕事、土日はキャンプという生活でしたが、そのうち平日、土日関係なく自然の中に身を置きたいと感じるようになって。今はキャンプが生活の一部になっています」

仕事の合間に森で珈琲を飲んだり、リュック一つ背負って野山でブッシュクラフトしたり、自然との距離を近くに感じられるようになったことが嬉しいと語る。

■MY FAVE

●アイアン工房のハンガーラック

ナチュラルテイストなデザインがどのスタイルにもハマるのでtanakiさん夫妻のキャンプでは必需品。小さいながら大容量で、設営も簡単という優れもの。

●ZARGESのアルミコンテナ

1963年、ドイツ製。折り畳めるので使用時以外はコンパクトに。大容量で多くのギアを収納でき、テーブルの代わりにもなるので重宝しているという。

●bush de bruntのオムニバーナー

自衛隊で採用された実績もあるほど、火力の強いオムニバーナー。灯油で燃費が良く、高火力で調理ができるところがお気に入り。冬はホヤを付ければストーブにも。

●FIRESIDEのケトル

使いやすさとクラシックなスタイルが特徴の銅製大型ケトル。自宅の薪ストーブでも使用していて、水を沸かして洗い物をしたり、加湿のために使ったりもできる。

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