83096ヴィンテージランタンから漂う物語を楽しむ|キャンプmy style

ヴィンテージランタンから漂う物語を楽しむ|キャンプmy style

男の隠れ家編集部
編集部

■ヴィンテージランタンから漂う物語を楽しむ

●古波太郎さん(Instagram/old_swell_)

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

木の枝をポールやスタンド代わりに使い、ブッシュクラフトで築いた小さなかまどで湯を沸かす。まるで映画のような雰囲気を醸し出すそのサイトの主は古波太郎さん。

使い込まれたヴィンテージギアと対話するようにキャンプを楽しんでいる。

標高が高く涼しい戸隠イースタンキャンプ場で自然を感じながらの野営。
愛車の「JA11ジムニー」。古波太郎さんの中ではキャンプギア扱い。

「積み重ねてきた時間と物語を漂わせているヴィンテージギアを、家の中だけでなくアウトドアでも実際に使って、じっくり眺めてみたいという思いが募り、9年前からキャンプを始めました」

きっかけは8年前、たまたま見ていた海外のオークションサイトで見つけた、ドイツの灯油ランタンブランド「フュアーハンド」の「ATOM75」との出合いだった。

武骨なフォルムと繊細なホヤの形が目に留まり、手頃な価格で出品されていたのですぐに購入したという。

ノコギリは「Silky Bigboy 2000 Outback Edition」を愛用。
お気に入りのヴィンテージラグは1980年代のアフガニスタン製。冬はトナカイの毛皮を敷く。

コールマンをはじめ、戦前の北米鉄道会社で使われてきたレイルロードランタン、ドイツ軍用のミリタリー系ランタンなど、みるみるうちにヴィンテージランタンの沼にハマっていったという古波さん。

そして出合ったのがヴィンテージランタンの専門店、長崎の「森の古物店 野屋」だった。

「何より品揃えの多さに驚きました。ランタンそのものが持つ雰囲気や歴史を紡いでいきたいというオーナーさんの思いや人柄にも惹かれて。僕の住む愛知からは遠くてなかなか行けないですが、お気に入りの店です」

歴史が刻まれたヴィンテージランタンがサイトを灯すだけで、一瞬のうちに心安らぐ場所へと変わる、それが魅力だと語る古波さん。

以前は3~4台のランタンを持参していたが、最近は選りすぐりの1台に絞っている。キャンプに行く前、どれを持って行こうかと悩んでいる時間も楽しいそうだ。

朝ごはんの目玉焼き作りにフライパンディッシュは欠かせない。

■MY FAVE

●BATのヴィンテージランタン

「森の古物店 野屋」で購入したドイツ製ランタン。銅ならではの存在感とBAT社のシンボル・コウモリのエンボスが気に入っている。

●槙塚鉄工所のフライパンディッシュ

キャンプには毎回持っていくフライパンディッシュ。鉄製で経年変化も楽しめ、購入から約2年経つが、良い風合いがでてきたという。

●ルーマニア軍バックパック

1970年代のヴィンテージもの。グリーンランドワックスを全体に塗り込みバックパック本体上下にベルトループを追加しカスタムしている。

●Silkyの折り畳みナイフ

日本未発売モデルの「Silky Outback Pocketboy Gomboy Bigboy」。折り畳み式で携帯性に優れ、軽量ながら切れ味が良く長年愛用している。

●CRUDのレザーグローブ

出番の多いグローブはスウェーデンの皮革製品ブランド「CRUD」を使用。使えば使うほど味が出て、今ではオンリーワンの存在だという。

▼あわせて読みたい

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る