53052世界的企業のロゴマークに隠された本当の意味とは? 役割や戦略の秘密に迫る

世界的企業のロゴマークに隠された本当の意味とは? 役割や戦略の秘密に迫る

男の隠れ家編集部
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Appleやマクドナルドなど、世界的な大企業のロゴマークに隠された意味を知っているだろうか?

本記事で紹介するシンプルなロゴマークには、意外と知られていない事実や戦略が隠されている。大企業のロゴマークに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

■Appleのロゴマークにおける本当の意味

世界を代表するAppleのロゴマークは、リンゴが一口かじられたシンプルなデザインだ。その「リンゴがかじられている」意味は、アダムとイブの禁じられたリンゴにちなんで、人類の進歩を表しているとされる。

また、もう1つの意味として有名なのが、「bite(かじる)」とコンピュータにおける情報量の単位「byte(バイト)」をかけている、というものだ。これらは日本のメディアなどでも取り上げられている。

しかし、Appleのロゴマークをデザインした「ロブ・ジャノフ」氏は、「ほかの果物と見間違われず、リンゴだとひと目で分かるようにしたかった」という理由を語ってる。

つまり、多くの人が考えていたロゴマークの意味はあくまで憶測でしかなく、本当は「ほかの果物と見間違えない」という単純明快な意味なのである。

なお、ロゴが完成した当時の「スティーブ・ジョブズ」氏は、微笑んでうなずいたが多くは語らなかったそうだ。

■マクドナルドのロゴマークにおける意外な事実

誰もが知っているマクドナルドにおける「黄色いM」のロゴマーク。あのロゴマークには意外な事実が隠されている。

実はマクドナルドのロゴマークは、1955年にオープンしたマクドナルド1号店に設置されていた建造物を表している。その建造物は看板の上に2本のアーチを作ったもので、それが「ゴールデンアーチ」と呼ばれ、開店当初のトレードマークとなった。

そして、2つのアーチを重ねたときにMの形に見える、という理由からマクドナルドのロゴマークとして採用されたのだ。

なお、現在のロゴマークは60年代に1度変更する予定があったそうだ。しかし、心理学者から「このロゴは母乳(女性の胸)に見えるので、消費者を潜在意識的に空腹にさせる効果がある」というアドバイスを受け、変更せずに現在のロゴマークに至っている。

■ペプシのロゴマークに隠された戦略

1893年にアメリカで誕生したペプシはロゴマークを何度も変更している。特に印象深いのが、2008年に変更した円デザインのロゴマークだ。

現在のロゴマークでもある赤と青の間に白い線が上に向かって広がるそのデザインは、変更した際に大きな話題性を呼んだ。2008年に変更したロゴマークは「​​Arnellグループ」により、100万ドルもの費用がかけられて製作されたのだ。

しかし、リニューアル前と大きくデザインが変わっていないことから、称賛の声に反して批判的な意見も多数見受けられた。「多額の資金をかけたのにバカバカしい」など、賛否両論の意見が飛び交った。

実は、ロゴマークにおけるリニューアルにはある狙いがあった。ロゴマークの変更にかけた多額の資金は大海の一滴であり、100万ドルを遥かに上回る巨額な広告宣伝を同時に行っていた。

ロゴマークの変更は興味を引かせるためのバイラルキャンペーンで、すべては計算され尽くした一大プロモーションに過ぎなかったのだ。

このように、ペプシのロゴマークの変更はマーケティング戦略の1つとして、世間から大注目を集めたのである。

■Googleのロゴマークにおける意外な誕生秘話

誰もが一度は見たことがあるGoogleのロゴマーク。このGoogleのロゴマークは、1998年に会社を設立した創業者の一人「セルゲイ・ブリン」氏が、無料のデザインソフト「GIMP」で作成したとされている。

その後、1999年にはロゴマークの商標登録のため、トランプカードでデザイン賞を受賞した経験がある「ルース・ケダル」氏に依頼し、洗練されたロゴマークに生まれ変わった。

なお、Googleのロゴには三原色である赤青黄色が使われているが、なぜか「L」の文字には緑色が使われている。これは、Googleという会社がルールに縛られないことを意図的に表現している。

このように、Googleのロゴマークは非常にシンプルでありながらも、実は深い意味が込められているのだ。

■まとめ

本記事では、世界的企業のロゴマークに隠された意味・戦略について解説した。

今回紹介した大企業のロゴマークは意外とシンプルなデザインが多い。しかし、作成時に込められた意味や戦略はとても深く、当人のこだわりがひしひしと感じられる。

また、本記事では代表的な4つのロゴマークを紹介したが、まだまだ魅力的なロゴマークはいくつも存在している。興味がある方はぜひほかの企業のロゴマークも調べてみてほしい。

編集部
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