皆さんは歯ブラシをどれくらいの頻度で交換しているだろうか? 人によっては、2〜3か月おき、1年おき、数年単位などさまざまである。
また、「歯ブラシは1か月で変えるべき!」「交換しなくても問題ない!」といったように、その意見は多岐にわたるため、どのペースで交換すれば良いのか迷う人もいるはずだ。
そこで今回は、歯ブラシを定期的に交換したほうが良い理由、適切な交換頻度などを詳しく解説する。
■歯ブラシの交換頻度を周囲の人に聞いてみた
「歯ブラシはどれくらいの頻度で交換している?」と、身の回りの人に質問してみた。その結果、多くの人が2〜3か月おきに歯ブラシを変えていることがわかった。
ちなみに、30代男性の筆者も2〜3か月おき(不定期)で歯ブラシを交換している。歯ブラシを交換する理由は深く考えておらず、実のところ「なんとなく」という感覚ベースで変えていた。
また、歯ブラシの交換頻度を聞いた人の中には、半年以上は交換しない、意図して変えることはないという人もいた。そして、「歯ブラシを毎月変えている」という清潔感のある人も…。
このように、歯ブラシの交換頻度は人によってさまざまであった。ベストな交換タイミングが気になったので、調べてみた結果を次項で解説していこう。
■歯ブラシの交換頻度は1か月おきがベスト
歯ブラシのベストな交換頻度を調べてみた結果、1か月おきの交換が最適であることがわかった。
使用したあとに歯ブラシを洗っているため、それほど汚れていないと思っていたのだが、実は短期間の使用でもかなり汚れが蓄積してしまうらしい。
実際、歯ブラシを長期間使い続けると、ブラシ部分が乱れて、次第に劣化が進んでいく。その状態は「歯磨き効果」が低下しているサインなので、そのまま使い続けると口内トラブルが生じやすくなるという。
歯ブラシが劣化するまでの期間は、歯ブラシの種類や使い方によっても異なるため、一概にベストな交換頻度を断定することはできない。
しかし、「口内を衛生的に保つ」という観点からは、「およそ1か月程度で交換すべき」ということが言われている。これはあくまで目安であるため、多少前後しても大きな問題に発展するとは考えにくい。
もし1つの歯ブラシを長期間使い続けている人がいれば、この機会に交換頻度を改めてみてはいかがだろうか?
■歯ブラシを定期的に交換したほうが良い理由
「1か月おきの交換はさすがに早すぎない?」と、思う人もいるはずだ。しかし、これには以下2つの短期間で交換すべき理由がある。
【理由1.歯ブラシから細菌が増殖する】
歯ブラシを長期間使い続けると、ブラシ部分に汚れが蓄積し、細菌が増殖してしまう。ブラシ部分に付いた汚れというのは、水洗いだけではどうしても落としきれないのだ。
ブラシ部分が不潔な状態で歯を磨くと、口内も不潔な状態になってしまい、さまざまな口内トラブルを招くリスクがあるとされている。
【理由2.洗浄力が落ちる】
歯ブラシを毎日使い続けるとブラシ部分が劣化するため、洗浄力が落ちてしまう。また、場合によっては、歯茎を傷つけてしまう危険性もあるそうだ。
つまり、ブラシ部分が劣化した状態で正しい歯磨きをしたとしても、ブラシの洗浄力が低下しているため、予期せぬトラブルを招いてしまうリスクが考えられる。特にブラシ部分が広がり始めたら、洗浄力が落ちている証拠であるため注意しよう。
■歯ブラシを定期的に交換しない人は要注意!
身の回りの人に歯ブラシの交換頻度を質問し、適切な交換タイミングを調べた結果、定期的に交換していない人は要注意ということがわかった。
これまでは2〜3か月に1度の交換頻度であったが、今回の教訓を活かし、1か月に1度のペースで変えていこうと思う。
「最近、歯ブラシを全然変えていない」という人は、交換頻度を見直してみてはいかがだろうか?
ちなみに、知り合いに半年以上同じ歯ブラシを使い続けている人がいる。虫歯、歯周病、口臭などが酷いため、もしかしたら歯ブラシを変えていないことが原因なのかもしれない…。