75174会員制の焼肉って、ホントに旨いの? 新橋にオープンした店の味はいかに!!

会員制の焼肉って、ホントに旨いの? 新橋にオープンした店の味はいかに!!

合同会社エーライト
菅堅太(エーライト)
目次

焼肉店は数あれど、本当に美味しいお店に出会うことはあまりない。筆者が脂っぽいものが得意ではないこともあるが、ついついケチってしまって安い店を選びがちだからだろう。

ただ、そんなケチな筆者もついに「この味で、この値段なら大満足だわ」と言える焼肉店に出会った。会員制の焼肉店であるために教えられない情報もあるが、できる限りお伝えしようと思う。

■新たにオープンした「八面六秘」とは

2023年2月1日、新橋に誕生した「八面六秘(はちめんろっぴ)」。東京を中心に飲食店を展開している一石三鳥グループが新たにオープンした焼肉店である。グループ全体で「手の届く高級感」をコンセプトに掲げているが、実際に八面六秘を訪ねてみると、雰囲気・味・接客のいずれも好印象を受けた。

しかも、完全会員制なので住所は非公開。いかにも隠れ家っぽいではないか。お客さんで賑わう焼肉店もいいが、デートや接待などの勝負時にはピッタリのお店だろう。

■肉好きにはたまらないコース

さて、本題の肉だが、結論から言うと「うまっ」としか言葉が出ない。むしろ、美味すぎて沈黙してしまうほどだ。

八面六秘では2種類のコースが用意されており、「おまかせコース」(税込15,000円)と「VIPコース」(税込18,000円)がある。コースの内容はほぼ同じだが、VIPのみヒレステーキが味わえる。

<コースメニュー>
・サーロインユッケ
・前菜盛り合わせ
・上タン塩
・ヒレステーキ ※VIPコースのみ
・塩焼き盛り合わせ
・2種のタレで喰らう盛り合わせ
・味噌焼き盛り合わせ
・本日の一品
・こだわりの卵と白米
・名物! 出汁冷麺
・アイス

一皿目で肉の虜に

「どうせ肉でしょ?」と舐めてかかったが、最初に提供された「サーロインユッケ」でド肝を抜かれた。赤くツヤのある肉にはほど良くサシが入っており、このまま焼かずにいただけると言う。

まずは、添えられたガーリックチップと一緒に食べてみたが、口の中にニンニクの香りがほんのりと広がり、肉の旨みがじんわりと溶け出してくる。次に卵黄を絡めて食べてみると、これも美味い。黄身のまろやかで濃厚な味と相まって、格別の味わいになる。

続くメニューも極上の味わい

肉の余韻に浸っていると、「上タン塩」が運ばれてきた。自分で焼こうかと思ったが、ここではスタッフが焼いてくれる。肉の部位に合わせた焼き加減に仕上げてくれるため、なんともありがたい。

定番のレモンで食べても良し、ツンとくるワサビと合わせても良しの一皿。表面がサッと焼かれているため、中はレアに近く柔らかい。噛むほどにタンの旨味が滲み出てくるが、脂っこくないのには驚かされた。

オーナーの米田さんによると「2種のタレで喰らう盛り合わせ」もこだわりの一品だと言う。提供される部位は、適度な脂身がある“イチボ”と、赤身の多い“カメノコ”。どちらも揉みダレが染み込んでおり、肉の味が引き立っている。

また、肉本来の美味しさを引き出すために開発された2種のつけダレは、あっさりとした味わいのものと、ピリッとした辛みが印象的なタレ。肉とタレのマリアージュは、白米にもお酒にも合う。

そして、VIPのみが食べられる「ヒレステーキ」をいただく。丼にすることもできると聞き、早速注文。

肉と白米だけでも十分に合うのに、卵黄とタレが加わると言葉にできないほど美味い。タレには今まで付けてきた肉の旨みが溶け込んでいるため、深みのある味わいが楽しめる。

■場所は教えられないけど、ぜひ行ってみて

今回の記事ではコースの一部をご紹介したが、一皿目から〆の冷麺まで心から楽しめた。本当に美味しい肉を提供するため、八面六秘は木曜から日曜までの週4日しか営業していないのだと言う。頻繁に行けるほど安くはないが、自分へのご褒美や特別な人と過ごす際にうってつけのお店だ。

また、会員となるには通常5万円が必要だが、2023年4月30日(日)までであれば無料で会員となれる。気になる方は早めにチェックしておこう。

【八面六秘】
場所:新橋(住所非公開)
営業時間:17:00〜23:00(木〜日曜)
問い合わせ:090-9093-5303
▶︎Instagram「一石三鳥グループ
※会員の申し込みはInstagramか電話で受付

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合同会社エーライト
合同会社エーライト

代表は1992年、大阪府出身。出版社、編集プロダクションで書籍・雑誌の制作に携わり、独立後の2019年には記事制作会社「合同会社エーライト」を設立。月刊誌『男の隠れ家』の編集としてお世話になった経緯もあり、現在は「男の隠れ家デジタル」でも記事制作を行っている。

仕事ばかりしすぎて「趣味ってなんだっけ?」と思いつつも、取材先やネタ探しで出会うものに影響を受けがち。毎年のように和歌山でワーケーションを行ってるほか、最近は別府温泉にハマり、半年で4回も訪れるほど。生粋のキッチンドランカー。

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