79282リビングのデッドスペースを夫婦の書斎兼作業場として有効活用

リビングのデッドスペースを夫婦の書斎兼作業場として有効活用

男の隠れ家編集部
編集部
目次

■木と緑にあふれた空間はオープンなのに籠もり感も

●東京都/上野谷邸

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

ふんだんに木を使った、温かな雰囲気のミニ書斎。椅子は広島出身の上野谷さんが選んだ広島の木工メーカー「マルニ木工」の椅子。アップルの本社でも使っているという。
リビングの入り口。ガラス戸の正面にワークスペースがあり、右手にリビング、キッチンと続く。

築20年余の鉄骨3階一戸建ての家。目の前には公園があり、春は桜の木が満開になる。

上野谷さんはこのロケーションが気に入り、リノベーションを前提に購入した。2階は広々としたLDKに改装。その一角のデッドスペースとなった場所に、仕切りがないオープンなミニ書斎を設けた。

「もっと広かったら独立した書斎にしたかったんですが、無理に仕切るよりもオープンにした方が広々と感じられて、結果的に良かったですね」と上野谷さん。

南向きの窓。ブラインドはウェスタンレッドシダー材で統一した。
デスク下の収納棚。奥行きが深く前後二重で収納能力が高い。

奥様の「飽きがこないような内装、日本+北欧デザイン」との要望に応えて、書斎スペースの天井やブラインドにウェスタンレッドシダーの木材を使うなど、木材を多用する設えにした。

周囲には観葉植物を置き、アクアリウム水槽の水生植物や魚を眺めることができる。

その結果、北欧らしい、温かい雰囲気のミニ書斎が完成。オープンスペースにも関わらず、そこだけ空気感が違う、居心地の良いスペースとなった。

とりわけミニ書斎の印象を決定づけているのがタモ材の長いデスクだ。奥行きがあり、長さ約5m。夫妻が一緒に仕事をしても問題ない。

左側の壁にベニヤの下地を入れて棚を設置した。
照明は天井に埋め込んだスポットライトで十分な明るさ。

デスクの下は収納棚、本や資料などを全て収めているので、デスクの上はスッキリと片付いている。WEB会議のために、3階の子ども部屋に机を一つ設けている。

「目の前は公園の緑。仕事に疲れた時にぱっと窓の外に目をやると気分転換になりますね」

デスクに座れば仕事に集中できて、疲れたら机の周囲の木と緑にあふれた空間が癒してくれる。居心地が抜群の理想のミニ書斎だ。

上野谷さんご夫妻。上野谷さんは週の半分は在宅勤務中。小学生と中学生の2人の子どもがいる。
デスク脇にある、アクアリウム水槽。水生植物と熱帯魚が癒しとなっている。

■秘密基地造りの3箇条

1、仕切るよりオープンの方が広々。
2、木と緑で温かな雰囲気を演出。
3、デスク下の収納で上はスッキリ。

■Owners voice

大好きな貸別荘の写真を見せて、好みの木の種類や色を具体的に説明したので、担当者に理解してもらえました。

株式会社 錬
東京都練馬区下石神井3-23-34
TEL:03-3995-6550
公式HP:株式会社 錬

文/阿部文枝 撮影/遠藤 純

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