96672仕事と遊びにマルチに対応 ヒノキでつくった和の空間|車中泊 MY STYLE

仕事と遊びにマルチに対応 ヒノキでつくった和の空間|車中泊 MY STYLE

男の隠れ家編集部
編集部

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

■偶然生まれたバンライフ ヒノキが薫る白木の魅力

●神奈川県/MOHIさん
Instagram/mobility_as_a_life

好きなサイトは、富士五湖方面。後部座席に積んだ焚き火道具の出番だ。

MOHIさんのバンライフは、ふとしたことで始まった。

元々ソロキャンパーだった彼が5年ほど前、当時の愛車・プリウスの後部座席を倒せばフラットになることに気がつき、寝袋を持ち込んで休んでみればこれが意外と快適だった。

2年前に現在の愛車・ハイエースを購入してDIYを施した。

パイン集成材とヒノキの壁と天井、木に包まれた車内は落ち着く。壁に向かって仕事をすれば集中力も高まる。

「レイアウトのコンセプトは“家以外での行動拠点”です。日常も遊びも仕事もこの中で収まる、そんな考えで設計しました」

後部にある4枚の板はアレンジが可能。睡眠時は棚と壁板の間にエアーベッドを挟み込む仕様で横揺れもなく眠ることができ、仕事の際には視線を壁側に向けることで、より集中できる。

珈琲でひと息。下の3つ並びのボックスは、薪、台所用品、小物を収納している。

「海外のバンライフの動画に海外らしさを感じ、ならば日本らしくしたかった」とMOHIさん。内部にはヒノキの羽目板を張り、アイテムも日本のメーカーのものにと“和”にこだわった。

人工芝は車内にあったら面白い、との考えで敷いたものだが、荷物を置いても滑らないので重宝しているという。そして日本の風土につきものの災害対策も怠らず、サバイバル対策としてアウトドア用品はつねに積み、ソーラーパネルに浄水器、簡易トイレも備える。

防音に優れた車内をゆらぎのある照明が照らす。

バンライフは月に二度ほど、混み合わない穴場のキャンプ場に向かうか、富士山北麓の精進湖や本栖湖方面へ。翌日には温泉とサウナを堪能して帰路につく。

「婚約同棲中に購入し、入籍日を目指して作りました。いろいろな想いと工夫が詰まっています」

車中泊が苦手な奥様と、いずれはバンライフを楽しみたいと語る。

■CAR DETAIL

●TOYOTA ハイエース

大型の車体は、最大で9人が乗れる容量を誇る。後部座席は積載量が充実しアウトドア愛好家に人気。

■DIY POINT

●リアボード

調理器具や食器など、雑多なグッズを縦空間に納める。

●収納力のあるトランク

クッションや椅子を納めるトランク。ちゃぶ台としても使用。

●人工芝の床

床に人工芝を敷き詰めれば、踏み心地が良く荷物が滑らない。

■GOOD ITEM

●SONYのスピーカー

ランタンを兼ねたソニーのスピーカーで主に洋楽に浸る。

●BALMUDAのランタン

暖色から白色まで光の色をアレンジ可能。ムードを演出する。

●SnowPeakのコンテナ

スノーピークのコンテナを重ね、最上段はシンクとして活用。

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