JR「有楽町駅」から徒歩すぐの場所にある東京交通会館。1階には書店、2階にはパスポートセンターがあり、訪れたことのある人は少なくないだろう。また、同施設の特徴とも言えるのが豊富なアンテナショップだ。
その中でも和歌山県の商品が並ぶ「わかやま紀州館」が、2024年6月7日にリニューアルオープンした。何度か訪れたことのあるショップだが、どのように生まれ変わったのか。
■わかやま紀州館って?
和歌山県の特産品や商品が並ぶアンテナショップが「わかやま紀州館」だ。今年(2024年)2月9日に20周年を迎え、6月7日にリニュアルオープンした。
同日には記念式典が開かれ、和歌山県知事・岸本周平さんをはじめ、和歌山県出身の俳優・岡本玲さんらも出席。わかやま紀州館の新しいスタートを祝福した。
以前は梅干しや地酒、醤油などの特産品がラインアップしていたが、今回のリニューアルを機にイートインコーナーを新設。店内の棚やレジ、カウンターなどには紀州材が使われ、あたたかみのある空間が演出されている。
また店内の広さも拡張されており、売り場面積は以前の約2倍。100平方メートルに及ぶという。
■生まれ変わった「わかやま紀州館」の魅力
新設されたイートインコーナー「Kii-Stand」は見どころのひとつ。ここでは、和歌山県の特産品を使ったジェラートが楽しめる。
有田みかん、紀州南高梅、あら川の桃、牧場ミルク、牧場チョコ、牧場ミルク+チョコの6種類がラインアップ。筆者は紀州南高梅のジェラートをいただいたが、甘すぎず清涼感のある味わいが楽しめた。
トッピングの「パンダマシュマロ」は、食べるのがもったいないと思うほど可愛らしい。近頃は気温が上がってきているので、これからの時期にはぴったりのスイーツだろう。
また、Kii-Standはスタンドバーとしての一面も持っており、梅酒や日本酒の飲み比べが可能だ。この日は「黒牛」や「超久」「樽」「紀州浪漫」などが用意されていたが、日によって提供される日本酒・梅酒が異なるため、定期的に足を運びたくなる。
■まとめ
イートインコーナーのほかにも、パンダコーナーが新設されたり、アドベンチャーワールドのオリジナルグッズが販売されたりと、わかやま紀州館は一見の価値ありのスポットに生まれ変わった。また、今年は世界遺産である「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されて20年を迎える。
和歌山にゆかりのある人や興味のある人は、ぜひ一度は足を運んでみてほしい。
【わかやま紀州館】
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館地下1階
営業時間:物産10:00~19:00、イートイン11:00~19:00(日・祝は18:00まで)
公式HP:わかやま紀州館