23519コロナ禍で「おひとり様アウトドア」需要が加速 !? いま大注目のソロキャンプの楽しみ9選 + 番外編。

コロナ禍で「おひとり様アウトドア」需要が加速 !? いま大注目のソロキャンプの楽しみ9選 + 番外編。

男の隠れ家編集部
編集部
アウトドア、中でもキャンプが人気になって久しいが、そのシーンの中で定着しているのがソロでのキャンプだ。そしていままた、そのスタイルが大注目を浴びている。 かつてグループでキャンプをしていた人たちが、ひとり、いわゆるソロキャンプをするようになっており、某キャンプ場オーナーは「確かに数年前からソロキャンパーは増えました。しかし、緊急事態宣言明けは特にひとりでキャンプに来る人が多くなったような気がします」と話す。 ではソロキャンプの魅力とは何か。キャンプスタイルは人ぞれぞれで、一概に「これがいい!」と決められるものではないが、ここではそのシーンのメインとなる部分を少しだけご紹介したい。
目次

道具がとにかくミニマムなのがいい!

ソロキャンプのいいところ、それは何と言っても荷物が少ないことだろう。スタイルによって量の増減はあるが、ひとりゆえ、必然的に荷物は少なくなるはず。最小限のギアで工夫をしてキャンプをすること、それ自体が楽しみのひとつにもなる。

また、撤収の楽さもファミリーキャンプやグループキャンプの比ではない。そしてミニマムに楽しむスタイルを後押しするようなギアも各メーカーから続々登場している。

そのコンパクトギアが男心をくすぐるディテールで格好いい。

ギア好きの男性なら絶対に理解できる(だろう)キャンプギアの格好良さ。機能的かつ美しいディテールは手にする者を虜にする。

ソロ用のテント、チェア、テーブル、バーナーなど色々なミニマムギアが発売されているが、中でもオイルランタンの格好良さはピカイチだ。照度的には大型ランタンにはるかに劣るが、やんわりと優しい灯火がソロキャンプにとてもよく似合う。

中でもフェアーハンドランタンやデイツなどは多くのソロキャンパーに支持されているブランドのひとつ。持っているだけで満足、そんなギアが多いのも楽しい。

とにかく自由。ひとりでのんびり静かに過ごせる。

いつ出発していつ到着し、どこで何をしても何を食べても飲んでもいいソロキャンプ。それはまさに自分だけのキャンププラン。誰にも邪魔をされない自由時間は、時間に追われる現代人にとってとても貴重なひと時となるだろう。

普段は賑やかに食べる夕食ももちろんひとり。こだわりのギアを使ってちょっと凝った料理を作り、美味い酒を飲んでいるうちに、「ひとりで良かった」と思える素敵な時間が訪れる。

一年中、焚き火! ソロでももちろん焚く!

キャンプの醍醐味といっても過言ではない焚き火。この炎なくてしてキャンプは始まらない。中にはチェックイン後からずっと火を熾し、チェックアウトまでひたすら焚き火をし続ける人もいるくらい、ある種の中毒性を持った「炎の魅力」は大きい。

近年、直火のできるフィールドが減ってしまったが、マナーを守り焚き火台を用いれば焚き火ができるキャンプ場がほとんどである(焚き火台使用はもちろん、写真のような直火の場合でも、ルールとマナー厳守は当然のこと)。

ひとりでも料理にこだわるのが楽しい!

前述の通り、ソロキャンプは自分だけの自由時間。何を食べても何を飲んでも自分次第。カップラーメンでももちろん構わないが、しかし、せっかくなら多少料理にもこだわってみたい。

中には家で台所に立ったこともない男性が、キャンプに行くと他人に包丁を握らせない人もいるほど。ソロキャンプにおいても、ひとり分の美味しい酒肴(酒のつまみ)を作ってみると、その夜のひとり酒宴がさらに楽しくなるだろう。

ひとりステーキなど、肉が超美味しい。

肉の美味しさという点ではソロでもグループでも同じだと思うが、ソロなら好きなだけ食べられるというメリットもある。

特に熾した焚き火の上でじっくり焼くステーキは最高の旨さ。旅した地方のブランド牛を厚切りにしていただく。これを食べつつビールを飲む。家族や仲間にはちょっと知られたくない、ひとりだけの贅沢時間である。

ひとり酒が意外を美味いことに気づく。

お酒を飲む人の多くは、皆でわいわいと楽しむのが好きな人が多いだろう。しかしソロキャンプでの酒宴はひとりきり。手持ち無沙汰にならないか心配な人もいるだろうが、焚き火をいじったり、つまみを作りながら飲んだりしているうちに、意外にひとり飲みがしっくりくるようになるものだ。

食事同様、好きな酒を好きなだけ飲めるのもいい。ただし、終わりはエンドレスだ。大自然の雰囲気にも酔い、ついつい飲みすぎてしまうので、深酒にはくれぐれもご注意を。

アクティビティとともに楽しむソロキャンプ

家〜キャンプ場、キャンプをすることだけを目的にするプランももちろんいいが、その行程にアクティビティをプラスしてみるのも楽しいだろう。例えば目的は渓流釣り。釣りを目一杯楽しんで夜はのんびりソロキャンプ。こういう楽しみ方ができるものひとりならでは。

しかし、絶対に何かをしなくてはいけないというものではない。自分のスタイルに合ったキャンプ旅をいろいろ考えて探して実行してみたい。

冬キャンは上級者だけのもの? いえ、誰でも楽しめます!

一般的に秋の連休あたりでキャンプを終わりにする人が多かったが、キャンプがブームになって以降、秋〜冬にソロを楽しむ人も増えている。むしろ、夏場は人が多いから、秋冬がメインシーズンだという人もいるくらいだ。

ただやはり気温は下がるし、それなりの装備が必要なのも事実。しかし雪中キャンプなどはきちんと対策をすれば、真冬の空っ風より暖かいくらい。衣類の素材とレイヤード、知識を持った正しい火器使用で十分に楽しめる。今冬、ぜひチェレンジしてみてはいかがだろうか。

<番外編>家キャンプも定番化しつつある⁉︎

コロナ禍により、やはりキャンプに出かけたくても出かけられないという人も多いのは事実。そんな中、SNS上でもブームになっているのが、お家キャンプ。

庭キャンプやベランダキャンプなどそのスタイルは様々だが、家でもアウトドアテイストを感じたいという人が多い証拠だろう。そんなシーンにおいてもソロキャンプギアや知識は役に立つ。外出しにくい時はぜひこういう楽しみを生活の中に取り入れてみるのもいい。

「男の隠れ家」本誌、今年もソロキャンプ特集をやります!

2019年10月号(2019年8月27日)に発売した男の隠れ家のソロキャンプ特集「やってみません? ソロキャンプ」の第二弾が、今秋も発売予定。

昨年同様、ソロキャンプシーンのルポを6本、さらにソロキャンプシーンにベストマッチなシェルター&タープ、ヨコザワテッパンなどのミニ鉄板研究、ナイフや斧など切る道具カタログ、さらに調理系焚き火グッズも深堀し、大特集で敢行予定。

また、ギアページやインフォメーションでも最新のソロキャンプギアや事情をお知らせします。男の隠れ家2020年11月号(2020年9月26日発売)ソロキャンプ特集をどうぞお楽しみに!

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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