102877【前編】昭和×昔町懐かし旅「飛騨高山」レトロパークで“昭和”を体感する!

【前編】昭和×昔町懐かし旅「飛騨高山」レトロパークで“昭和”を体感する!

男の隠れ家編集部
編集部
目次

飛騨高山には昭和を体験できる、2つのテーマ館がある。昭和の時代にタイムスリップして昭和レトロを楽しみ、昭和の香り漂う宮川朝市へ。飛騨の小京都で懐かしい昭和時代に邂逅した。

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

※この記事は2024年11月号に掲載されたものです。

■古い町並で知られる飛騨高山の博物館

高山昭和館の前に立って、しばし外観を眺める。2階の外壁には石原裕次郎や吉永小百合など昭和の映画スターの看板がひときわ大きく貼られている。

その周りには昭和の世代なら誰でも知っているボンカレーやアース渦巻などのホーロー看板。一階にはウルトラマン像や赤いポスト……。

昭和30年代を再現した町並み。懐かしい昭和時代がここにはある。

内部では昭和30年代の町並みを丸ごと再現している。メインストリートに三輪自動車ミゼットが停まり、道の両側には郵便局、たばこ屋、床屋、医院、写真屋、電気屋、食堂などが軒を並べる。ジュークボックスから聞こえてくるのは昭和の流行歌の数々……。

タイムスリップして昭和の時代に紛れ込んだような錯覚を覚えるだろう。

同館は初代館長の五味輝一氏が約35年の年月をかけて収集したコレクションをもとに、平成19年(2007)年にオープン。昭和の遺産を後世に残すために、展示品はすべて昭和の本物だけを展示している。

展示品を見るだけでなく、例えば、医院に入ると診察室にはかすかに消毒薬の匂いが漂っている。

「雰囲気づくりのために、消毒薬の匂いを再現しています。目で見るだけでなく、五感を駆使して昭和を体験してほしい」と、案内してくれた河合利康さんが語る。

高山昭和館は体験型のテーマパークだ。展示品を見学するとともに、ジュークボックスやパチンコなどを実際に使うことができる。雑貨屋では座敷に上がって将棋を打ち、2階の子ども部屋はテレビゲームで遊べる。

ミゼットが活躍した、昭和時代の商店街を再現。
路地の2階に洗濯物が干されているなど、昭和の暮らしを再現。

「展示品に触れることもできます。スロット、パチンコ、ゲーム機などの遊びも実際に体験できます。見て聞いて触って昭和の楽しさを体感してほしい」(河合さん)

昭和世代はかつての昭和を懐かしみ、昭和を知らない若い世代や子どもたちは昭和を見て体験して楽しむ。SNS時代の現在では、実際に体験している様子をスマホで撮影して発信する入館者も多い。

食堂の食品サンプルも往時を偲ばせる。
2階の小学校の教室。オルガンや薪ストーブがある。木製の椅子に座って、はいポーズ! ここも人気の撮影スポットだ。

高山昭和館をさらに進化させたのが、市内にある高山レトロミュージアムだ。昭和の町並みのほか、昭和のおもちゃや遊びが大きなテーマとなっていて、ブリキの人形、フィギュアなどのコレクションが多数ある。

テレビゲーム、インベーダーゲーム、スロットなどは実際にゲーム機で遊べるのが魅力だ。100円で10回など子どもでも遊べる値段になっている。

人気ゲームの一つは「日本最古のUFOキャッチャー」。今も現役で、1回10円でキャッチャーを動かせる。腕前次第でキャンディーをつかみ取ることも可能だ。

「昭和のゲームはシンプルで、直感的に動かして遊べるので、どなたでも楽しめます。大人もお子さんも、夢中になって遊んでいます」(田近麻衣子安川通り店店長)

昭和のパチスロやゲーム機にハマってリピーターになる若者が続出。
ここに来れば時代とともに進化したゲーム機の歴史がわかる。

もう一つの目玉は学校給食を体験できることだ。当時、子どもたちに人気だった揚げパン、ソフト麺などが昔ながらのアルミの容器で提供される(有料)。揚げたての揚げパンを久しぶりに食べた昭和世代は「懐かしい」と感激する。

2つの施設に共通しているのは、展示品の圧倒的な質と量だ。飽きることなく空間を楽しめる。しかも、シンプルで誰もが遊べる楽しさもある。昭和を体験するために、気軽に行ってみたい。

■懐かしい学校給食を再現!

※飛騨高山レトロミュージアムで提供

小学校の教室で小さな椅子に座って、学校給食を食べる体験(11:00~15:00)。揚げパン、ソフト麺(ミートソース付き)、牛乳・ミルメークの3点セットで750円。

材料はすべて高山のもの。味は昔よりも美味しいと人気が高く、午前中で売り切れてしまうこともある。

⚫︎細部に至るまで昭和を凝縮!「高山昭和館」

一階はメインストリートの商店街。その裏の路地にはバーやスナック、銭湯などが並ぶ。2階には昭和の民家、小学校、子ども部屋。2階に上がった所からは1階のメインストリートの町並みを見下ろすことができる。人気の撮影スポットだ。

外観も見どころの一つだ。古い町並みの三町から近い、下一之町にある。街歩きの途中で立ち寄る観光客も多い。

岐阜県高山市下一之町6
TEL/0577-33-7836
開館時間/9:00~17:00
休館日/無休 
料金/入館1000円

⚫︎古い町並(三町伝統的建造物群保存地区)とは?

旧高山城下町の南半分にあたる地域。狭い通りには江戸時代後期から明治時代にかけての町家建築が並び、町人町として栄えた時代を今に伝えている。

風情ある造り酒屋や伝統的工芸品店などが続き、高山の歴史と文化を物語る。最近は外国人観光客にも人気がある。

岐阜県高山市上三之町他

⚫︎レトロな雑貨を販売「飛騨高山レトロミュージアム安川通り店」

レトロ雑貨と駄菓子の専門店。ニューレトロ雑貨やアデリア雑貨などを販売。オリジナル雑貨も多い。昔ながらの価格で昭和の駄菓子や瓶ドリンクも買える。

レトロポップなピアスを手に取ってお勧めしてくれた、田近麻衣子店長。「昭和は楽しいですよ」と笑顔で接客。Tシャツは昭和のアニメ、アラレちゃんのデザイン。

岐阜県高山市下一之町2
TEL/0577-70-1090
営業時間/9:00~17:00
定休日/正月のみ

⚫︎ああ、懐かしの学校給食「飛騨高山レトロミュージアム」

建物の裏手にはホーロー看板とミゼットが置かれている。

昭和20年代~50年代にタイムスリップしたかのような町並みを再現。昭和時代のフィギュア、雑誌、ポスター、おもちゃ、駄菓子屋、ゲームなどを実際に見て、撮って、遊ぶことができる。とくにゲーム機が多く、昭和の遊びを体験できる。

岐阜県高山市神明町4-7
TEL/0577-70-8384
開館時間/10:00~17:00
休館日/元旦のみ(設備工事の臨時休館あり)
料金/入館800円

飛騨高山
問い合わせ:飛騨・高山観光コンベンション協会
TEL/0577-36-1011
アクセス/JR「東京駅」より東海道新幹線で約1時間40分、「名古屋駅」で特急ひだに乗り換えて2時間30分「高山駅」下車

※この記事は2024年11月号に掲載されたものです。

文/阿部文枝 撮影/渡部健五

▼あわせて読みたい

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る