1069573大鍾乳洞を制覇せよ|あなたが知らない謎の世界へ「地下迷宮ワンダーランド」

3大鍾乳洞を制覇せよ|あなたが知らない謎の世界へ「地下迷宮ワンダーランド」

男の隠れ家編集部
編集部

日本には数千もの鍾乳洞が存在する。そのなかでも、初代ケイビング協会の山内浩が力を入れて調査した鍾乳洞は三大鍾乳洞と呼ばれ、現代でも存在感を放っている。

■闇に光る青碧「龍泉洞」

入口付近の「百間廊下」は青色のLEDでライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸す。

昭和13年(1938)に「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定された鍾乳洞で、5種類のコウモリが生息している。

現在までに確認されている洞内の総延長は約4088mで、そのうちおよそ700mが一般公開されている。洞内は一年を通じて気温が10℃前後に保たれており、季節を問わず快適に見学することができる。

内部には龍が通ってできたという逸話の残る「百間廊下」や、落盤によってできた「亀岩」など、ダイナミックな鍾乳石が多数存在し、独特の景観を形づくっている。ライトアップによって浮かび上がる白亜の岩肌や幻想的な地底空間は息を呑む美しさだ。

洞内には5種類のコウモリが生息している。

とくに注目すべきは“ドラゴンブルー”として知られる地底湖。洞内には8つの地底湖が確認されており、そのうち3つを観光ルートで見ることができる。

龍泉洞の周辺にある広大な森林から集められた雨や雪が石灰岩層でろ過され洞内に湧き出るといわれ、その透明度は世界有数だ。

ひと口飲むと3年寿命が延びると伝えられる「長命の泉」も人気。ミネラルを多く含んだ弱アルカリ性の水で、現在では名水百選にも選定されている。

太古の地層に育まれた鍾乳石の造形美と清冽な水に包まれながら、地球の時間の雄大さを体感してはいかがだろうか。

第二地底湖

昭和37年(1962)に潜水調査で発見された水深38mの地底湖。

長命の泉

古くから長生きの水として親しまれていたとされる泉。

⚫︎どうして青いの?

洞内に湖がある鍾乳洞は珍しくないが、龍泉洞はその青さから存在感を放っている。この青い光を当てているような地底湖の色は、透明度の高さと水深の深さからきているのだそう。

透明度によって光が深く浸透し、深さによって光が散乱しにくく、青さが際立つのだ。

岩手県岩泉町岩泉字神成1-1
TEL/0194-22-2566
営業時間/8:30~18:00(10~4月は8:30~17:00)
休業日/なし
入洞料/1100円

■古の宝が眠る池「龍河洞」

神の壺

全長4km、うち1kmを公開する。高さ11mの巨大石柱「天降石」など、鍾乳石が形成されており、長い年月をかけて自然がつくり出した壮大な地下空間が広がっている。

また、弥生時代の生活跡にある「神の壺」は弥生式土器が鍾乳石と一体化した世界的にも珍しい遺物だ。国内初の常設プロジェクションマッピングも導入されている。

高知県香美市土佐山田町逆川1424
TEL/0887-53-2144
営業時間 /8:30~17:00(12月~2月は~16:30)
休業日/なし
入洞料/1200円~

■黄金の洞窟「秋芳洞」

百枚皿

秋吉台国定公園の地下100mに広がる、総延長10km超の大鍾乳洞。年間を通じて17℃前後に保たれる。

観光コースは約1㎞にわたり、数多くの鍾乳石を見ることができる。なかでも「百枚皿」と呼ばれる棚田状の石灰棚は、500枚以上の皿状の鍾乳石が連なる圧巻の光景だ。

また、高さ30m、幅100mの「千畳敷」など、広大な空間が訪れる者を魅了する。

山口県美祢市秋芳町秋吉3449-1
TEL/0837-62-0115
営業時間/8:30~17:30(12月~2月は~16:30)
休業日/なし
入洞料/1300円

■日本一を制覇せよ

ここまできた勇者には、日本一がふさわしい。日本一〇〇な鍾乳洞を制覇しよう。

⚫︎日本一長い「安家洞」(岩手県)

総延長約23.7kmの大スケールを誇る。日本に数少ない迷宮型鍾乳洞で、穴の生成発達過程が段階的にわかることや学術的にも非常に価値が高く文化庁指定天然記念物となっている。

岩手県岩泉町安家日蔭161-1
TEL/0194-24-2011

⚫︎日本一深い「白蓮洞」(新潟県)

深さ513mの竪型洞穴。入口の石灰岩が白い花のように見えることからその名が付けられた。普段は非公開のため、ジオツアーへの参加でのみ見ることを許される(立入は禁止)。

新潟県糸魚川市田海地内
TEL/025-552-1511

⚫︎日本一高い「飛騨大鍾乳洞」(岐阜県)

標高900mに位置する鍾乳洞で、全長は800m。未開発洞部分で約1kmあるとされている。国内でも数少ない、ねじれて垂れた“ヘリクタイト”と呼ばれる鍾乳石が多数見られる。

岐阜県高山市丹生川町日面1147
TEL/0577-79-2211

▼あわせて読みたい

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る