108144全部やらなければいけない不便さが人生の豊かさとなる|自然派キャンプスタイル

全部やらなければいけない不便さが人生の豊かさとなる|自然派キャンプスタイル

男の隠れ家編集部
編集部

あの人のキャンプスタイル拝見!「自然派キャンプ Style 12」

キャンプはただのアクティビティではない。自然の中に身を投じる冒険であり、一種の儀式のようなものだ。そこに何を求めるか、どう楽しむか。それは生き様すら現す。

■焚き火と不便さを楽しむ自然派キャンプの流儀

松浪清秀さん/@kiyohide_matsunami

タープの下で焚き火をするのもおかまいなし。手の届く範囲に使い慣れたギアを置き、自然での不自由を楽しむのが松浪流だ。ソロ用のテントでは動きを制限されるため、ゆとりのある2~3人用のテントを使用する。

「最初は結構大変だけど、その先に楽しさがあります」と笑顔で話す松浪清秀さんのキャンプ歴は6年。オートバイを楽しむ仲間に連れられ、初めて行ったキャンプからすぐにその虜になった。

「目的は焚き火です。家ではスイッチ一つで明かりやエアコンがつきますが、キャンプでは一から火を熾さなければならず、頼れるのは自分の力だけ。

快適とはいえない環境ですが、その不便さが生きているという感じがして好きなんです。月に一度はソロでキャンプに行きます。山の中は怖くて、孤独を感じますが、静かな一人の世界も心地いいです」

それまで青かった空の色が紫やピンク、オレンジ色に変わっていく夕暮れの瞬間が好きだという松浪さん。

外でいかに快適に過ごすかを重視するキャンプスタイルも増えるなか、松浪さんはキャンプ本来の魅力を存分に楽しんでいる。

そして、そんな自然を楽しむスタイルの松浪さんがギア選びで重きをおくのが使い勝手。いろんなギアを試し、自分にあったものを長く使用しているというのだ。

「調べれば、人気なギアと同じ工場や素材で作られているものもたくさんあるんです。ブランドに関わらず、自分好みの色や形、使いやすいギアが自然と残っていきますね。時計やブーツと同じようにこれから20年。ギアは相棒です」

「浩庵キャンプ場」から眺める富士山と夕日のコラボレーションは格別だ。

キャンプは、息抜きやアクティビティだけに止まらない。

少し話はそれるが、アメリカ発祥のBBQは元々、普段から家事などをしてくれる妻に対する夫の労いの気持ちの表れだとか。

松浪さんも同じように妻をキャンプへ連れ出し、テントの設営などはもちろん、自慢の手料理で妻をもてなすのだという。

また、便利になりすぎたともいえる現代では、自然を感じることもままならず、緊急事の対応力の低下も否めない。松浪さんは防災の面でのキャンプの重要性も語ってくれた。

オイルランタンと焚き火の柔らかな火が印象的な松浪さんのサイト。

「ランタンをたった一つ持っているだけで、何かあったときに便利なんです。ご近所の方も頼りにしていると言ってくれてますが、自分で何かできるということはそれだけで豊かで、嬉しいことですね」

キャンプの不便さこそが人生を豊かなものにしてくれるのだ。

■Favorite Gear

■アルミケース

FIERDOOR

これがあればキャンプができるというケースは自ら手を加え、使いやすくしている。

■コーヒーポット

NO BRAND

細口なので美味しい珈琲が淹れられる。キャンプを始めた頃から愛用する。

■オイルランタン

DIETZ

アメリカの老舗が作るランタン。可愛らしい見た目で豊富なカスタマイズも魅力。

■焚き火台

CARBABY

簡単な作りで使いやすく、よく燃えるという。このほかにも焚き火台を6台所有。

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