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このロータスエリートは生産台数が約1000台と少なく、「これを逃すともう出会えない」そんな危機感にも似た思いを抱き、購入に踏み切った。前オーナーも苦労していたレストアを受け継ぎ“自分のレストア技術向上の良い機会”と前向きに楽しい時間を持てたという。

とはいえ手間と費用がかかり、走る時間より修理している時間の方が多いと笑う。しかし、「クルマは暮らしを豊かにするために、この世に送り出されてきました。古い時代のクルマを所有し機械と向き合うと、当時の人々の気持ちを共有できる、そんな喜びがあるんですよ」。この言葉には、思わずうなずいてしまうほどの説得力があった。



