11474ひたすら手間がかかる。だが、それがいい「ロータスエリート」(1974年/イギリス)| 憧れのクラシックカースタイル

ひたすら手間がかかる。だが、それがいい「ロータスエリート」(1974年/イギリス)| 憧れのクラシックカースタイル

男の隠れ家編集部
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「今もまだレストアの途上です」そう話すのはオーナーの和田直人さん(会社員・59歳)。2014年3月に個人売買のコーディネーターを通じて、およそ75万円で購入した。以来2年がかりでコツコツとレストアを重ね、現在の姿まで仕上げたという。

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18歳で初代ローレルを購入して以来、すでに50台ほどの様々なクルマを乗り継いできたという。現在はロータス含め3台を所有している。

このロータスエリートは生産台数が約1000台と少なく、「これを逃すともう出会えない」そんな危機感にも似た思いを抱き、購入に踏み切った。前オーナーも苦労していたレストアを受け継ぎ“自分のレストア技術向上の良い機会”と前向きに楽しい時間を持てたという。

内装、外装共に直線を基調としたデザイン。ロータス初のパワステが搭載されたモデル。

とはいえ手間と費用がかかり、走る時間より修理している時間の方が多いと笑う。しかし、「クルマは暮らしを豊かにするために、この世に送り出されてきました。古い時代のクルマを所有し機械と向き合うと、当時の人々の気持ちを共有できる、そんな喜びがあるんですよ」。この言葉には、思わずうなずいてしまうほどの説得力があった。

エンジンルームは今もきれいな状態。
所有するMGミジェット1500(右)、オースチン クーパー1275S(左)。
イベントにも積極的に参加する。
軽量車で人気のロータスが初めてフル4シーターモデルの高級サルーン仕様として発売した。このモデルは2代目で1974~1982年まで生産。
編集部
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