英国の伝統を具現化した重量感のある人気モデル

全体的に当時のオリジナル感が残されているフォルムもお気に入り。信号待ちをしていると、車のドライバーから声をかけられるとか。

「このノートンES2は、タイムトンネルで入庫予定の写真を見た瞬間に一目惚れしてしまい、購入を即決したものです。もともと伝統を重んじていて、遺産と呼べるようなアイテムには目がなかったんです。さらにこの年式のバイクは機械でありながら、まるで血が通っているような気がして、特別な魅力を感じています」

38年間製造されていたES2。アナログメーター周りはいかにも機械といった造り。

オーナーの松野さんはなかなかの趣味人で、持ち物へのこだわりや愛着も人一倍だ。毎回、エンジンをかける際には、車体や開発エンジニアに対してリスペクトする気持ちが湧いてくるという。

重厚な排気音を演出するキャプトンマフラーを装着。

バイクだけでなく、ウエアもヴィンテージのベルスタッフトライアルマスターでキメている。さらにツーリング中にアイデアが浮かんだ際、バイクを停めてメモをとれるように、モンブラン万年筆を常に懐に忍ばせている。

フロントフェンダーに付けられたプレートは、松野さんの会社名とイニシャル。

そんな松野さん最大の楽しみは、最近ようやくステップに足が届くようになったという、愛娘との週末ツーリングデートだとか。「その代わりに妻はめちゃくちゃ怒っています(笑)」と松野さん。

ライダー用シートはバネ付きのサドルなのも、時代を感じさせる。

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