19902ナナハンブームの先駆けとなった伝説のマシン「ホンダ ドリーム CB750Four」(1975/国産)〈時代を超えて男を魅了するヴィンテージバイク〉

ナナハンブームの先駆けとなった伝説のマシン「ホンダ ドリーム CB750Four」(1975/国産)〈時代を超えて男を魅了するヴィンテージバイク〉

男の隠れ家編集部
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社会現象にもなった伝説の名車「ホンダ ドリームCB750Four」(1975/日本)に乗るのは高橋弘幸さん。

ライバルの大排気量車にアドバンテージを獲得

ドラムも趣味という高橋さんにとって、集合管が奏でるエキゾーストノイズのリズムはバイクを楽しむ上で欠かせない要素だという。後付け集合管はMRS。

昭和43年(1968)の東京モーターショーで発表され、翌年4月から北米を中心に、8月からは国内で販売を開始。搭載されている4ストロークOHCエンジンは、量産車としては世界初の直列4気筒レイアウトを実現。量産オートバイとしては、世界で初めて時速200kmを超えたモデルだ。

機能・装備面は、気筒数分の4キャブレター、4本出しマフラー、前輪ディスクブレーキ、ドライサンプ式の潤滑方式、2輪車初のAC交流発電機など、当時の最高水準の技術が盛り込まれていた。

国内だけでなく、海外からも高評価を得たことで、ナナハンブームが起こり社会現象に。当時、カワサキは同じ750cc4気筒を開発していたが、CBの登場により路線を変更。後年DOHC4気筒900ccのZ1を発表した。

「当時はヤンチャなバイクとして人気だったようですが、今は歴史や味わいが詰まったバイクに昇華しています。加えて自分の生まれ年と同じ年式なのも、購入のキメ手」と高橋さん。後付の集合管の音にも惚れ込んでいるという。

その後、当たり前となる前輪ディスクブレーキも、このバイクから採用された。
ペットネームのドリームは、創業社長本田宗一郎の夢という意味。
67ps/8000rpmという最高出力を発揮したエンジン。発売当初は世界を席巻した。
小物入れバッグや固定バンドも自慢アイテム。

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