2000GTはトヨタとヤマハが共同開発したことで知られている。しかし販売価格があまりに高価だったためか、生産台数は337台と非常に希少である。

発売当時を振り返り、「若い自分にはあまりに高価で所有するなど夢のまた夢だった」と話す。それが何の巡り合わせか、約40年の時を経て入手することとなり、憧れのクルマを自らの手でフルレストアしたのだという。

知人から車体を譲り受けた頃の写真。この状態から今の姿までレストアした。

エンジンルームを覗かせてもらうと、経年の劣化を感じさせない美しさが保たれている。パーツの入手で苦労しているとはいうものの、その顔はどこか誇らしげ。誰もが憧れるクルマを所有する、そんな喜びがたけさんからにじみ出ている。

良質な内装や高性能エンジンは、ヤマハが楽器製作で培ってきた木工技術が役立っているといわれる。

この2000GTの使用用途は主に旅行だが、ほかにもロータス41やオースチン10、S600ベースのカスタムカーなど、タイプも様々に名車を所有。日々、クラシックカーに囲まれた生活を楽しんでいる。

地に吸い付くような走行姿。映画『007は二度死ぬ』でボンドカーとして使用された。
トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、1966~70年まで生産されたスポーツカー。当時、この1台とカローラ6台が同等の価格だった。