8721きっかけはスロットカーレーシング「ロータス エランSr.1(1963/イギリス)」┃憧れのクラシックカースタイル

きっかけはスロットカーレーシング「ロータス エランSr.1(1963/イギリス)」┃憧れのクラシックカースタイル

男の隠れ家編集部
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小山 修さん(喫茶店経営・57歳) はクルマに興味を持ったのは、幼い頃に流行っていたスロットカー。当時、丸みを帯びたボディを持つロータスエランに惹かれたのがきっかけだ。
自宅ガレージに置かれているロータスエランSr.1。

手に入れたのは1995年、北海道のクラシックカーを扱っているショップから、1963年製のフルレストアされたものをおよそ500万円で購入した。当初はフルノーマルだったが、サーキットで走るうちに、ブレーキやサスペンション、そしてエンジンチェーンといった方面に手を入れ始めて、だんだんと今のようなスタイルになってきた。

ガレージでロータスエランSr.1のエンジンに触れているのが安らぎの時間だという。

小山さんがこのクルマを手に入れた動機は、幼い頃ブームだったスロットカーだった。ウイング付きの低い車高のレーシングカーが主流のなか、丸みを帯びた親しみあるスタイルのスロットカーに目を奪われた。これがロータスエランだった。そして30年後、その実車を手に入れたのだ。当時の思いは変わらず、ボディの四隅の丸みが堪らなく良いという。

小山さんの経営する喫茶店「ジャックと豆の木」に置かれたロータスエランSr.1。
ロータスエランSr.1
イギリスのロータスが製造した北米戦略モデルのオープンカー。低価格、高性能DOHCエンジン、卓越した操縦性などによってヒットした。

ところで、生産されてから50年以上経過した古いクルマを維持するのは並大抵のことではないのでは?と聞くと、意外にもそうでもないらしい。たまに機嫌が悪くなったりするが、パーツはすぐ手に入るので心配ないとのことだ。

幼い頃の憧れだった1/24のスロットカー。今、実物大の本物を手に入れて自らサーキットで操っているという、男なら誰もが見る夢を実現しているオーナーだった。

敷地内には「JACK HISTORIC CAR CLUB」の看板が下がるスロットカーのコースが。メンバーと共に楽しんでいる。
小山さんの経営する喫茶店「ジャックと豆の木」。カウンター越しにロータス7が飾られている。
主催するクラシックカークラブのメンバーが常日頃から店でくつろいでいる。
「JACK HISTORIC CAR CLUB」は毎月第1・3日曜日に群馬県の草木湖でイベントを行っている。

撮影/佐藤佳穂

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