マンションの廊下から扉を開けるとずらりとロードバイクと各種装備が並んでいる。以前は部屋だった場所を玄関兼自転車専用スペースの土間に。
ほかにもギターやアンプを飾ったり、大きな本棚と書斎を配置したり、家中趣味に没頭できるようになっている。なかでも「キッチンの横にあるミニ書斎がとても気に入っている場所なんです」と語るKさん。
このスペース、元はリビングダイニングだったのだが、そこに面した和室をリビングダイニングに拡大して、キッチンの横に本棚と書斎を設けたのだ。
この位置にしたのは、リビングのTVでスポーツ中継を見ながらPC作業をしたかったため。さらにある程度囲われた落ち着くスペースが欲しかったのが理由だという。
このスペースを造るにあたって工夫した点は、壁掛けにするモニターのサイズに合わせて仕切りの壁の幅を決め、造り付けの机の下にPCを収納しデスク上をすっきりさせることだった。
結果はミニ書斎だけでなく部屋全体が生活動線に沿うことができ、大変満足している。もしこの場所に手を入れるとしたら「読書用の手元照明を追加することを考えています。そうすればもっとこのスペースの籠もり感がアップして居心地が良くなると思います」。
気ままなひとり暮らしを個性あふれる空間でエンジョイしている。
【秘密基地造りのPOINT】
1.リビングの一角を生かす空間。
2.キッチンの横で読書三昧。
3.ソファで隠れる半隠れ家空間。
【Owner’s voice】
適度な囲まれ感と仕切られ感にほぼ満足しています。生活する上での導線も遮られることがないのがいいですね。