96545【多才な名作スツール】ウルムスツールが一生モノと言われるワケ

【多才な名作スツール】ウルムスツールが一生モノと言われるワケ

男の隠れ家編集部
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目次

ウルムスツールとは?

1954年にドイツの「ウルム造形大学」でデザインされたスツール。ウルム造形大学は、モダンデザインの基礎を築いた芸術学校「バウハウス」の理念を継承する教育機関として開設された。

初代学長であるマックス・ビルが、当時アシスタントを勤めていたハンス・ギュジョロと共に、「腰を下ろすなんらかの道具」をコンセプトに生み出したアイテムで、シンプルなコの字型のフォルムが特徴的。スツールとしてはもちろん、サイドテーブル、スタッキングシェルフ、マガジンラックなど、さまざまな空間で多目的に使える。

ウルムスツールの特徴

学生たちが腰を下ろすための道具としてデザインされたウルムスツール。1つの用途に制限されない機能性により、講義やカフェテラスなどさまざまな空間で最強の脇役として活躍してくれるのがウルムスツールの魅力と言える。

バウハウスの理念を反映した合理的で機能的なデザイン

「バウハウス(Bauhaus)」は、1919年に建築家のワルター・グロピウスによりドイツ・ワイマールに設立された芸術学校。教師と生徒がデザインスタジオやワークショップで共に技術を追求すること、芸術を総合的にとらえることを目指し、工芸・写真・デザインなどを含む、美術・建築に関する総合的な教育を行った。

抽象的で角ばった幾何学的なデザインや、情緒や感情を排除したシンプルさを提唱し、その美学は今も多くの建築家やデザイナー、芸術家に影響を与え続けている。

ウルムスツールは、バウハウスの概念を体現した、無駄のないシンプルなデザインで、現代においても高い評価を受けている。

素材や色が異なるバリエーション展開

無塗装の通常モデルは、本体に軽くてしなやかなスプルース材を使用。重量は約2.5kgと軽量で片手でラクに持ち運べる。

そのほかに、傷がつきにくいバーチの無垢材を使用したカラーモデル、すべてのパーツがウォルナット無垢材で製造されたウォルナットモデルのバリエーションがある。

釘を一切使わない木組み工法

座面と側面の板は「組継ぎ」という工法で接合されている。優れた強度を発揮するほか、反りやねじれを防ぐ木工技術で、ウルムスツールの汎用性の高さを実現するのに不可欠な工法である。

耐荷重は400kg

シンプルな造りながら耐荷重はなんと400kg。上面の荷重は2トン、側面は1トンを超える耐久性が試験により実証されている。そのため、脚立のような使い方はもちろん、いくつか積み重ねて本棚として使っても問題ない強度を持っている。

座面裏のサインは正規品の証

ウルムスツールの座面裏には、マックス・ビルのサインが印字されており、このサインが正規品の証となる。

ブランドはwb form(ヴェービーフォーム)

1931年にスイスで設立された歴史ある家具ブランド「wb form(ヴェービーフォーム)」。過去にはマルセル・ブロイヤー、アルヴァ・アアルト、ル・コルビュジエなどの著名な建築家の製品を手掛けていたことでも知られる。

現在は、ブランド設立当初から密接な関係を築いていたマックス・ビルの作品を中心に、マスターピースと呼べる家具を製造・販売している。

世界的なロングセラーであるウルムスツールだが、日本国内では2023年7月まで「Wohnbedarf(ヴォーンベダルフ)」というブランド名義で販売されていた。

ウルムスツールが選ばれる理由

椅子ともテーブルとも棚とも限定しないその汎用性の高さから、一度使うと手放せなくなる人も多い。住居だけでなく、学校やオフィス、公共施設、店舗インテリアにと、さまざまなシーンでフレキシブルに活躍してくれること間違いなし。

使い方は工夫次第で無限大

時にスツール、時にサイドテーブルに・・・と、その用途は使う人の発想次第。雑貨などを飾るディスプレイ台や、ソファや座椅子と組み合わせてフットレストに、複数個をスタックして収納棚にするなど便利に使えるため、つい2つ3つと欲しくなってしまいそうだ。

どんな空間にも溶け込むシンプルなデザイン

シンプルで置く場所を選ばないデザインのウルムスツールは、日本の住環境とも相性が良い。天然木を使っているので北欧家具や日本家具とも馴染みやすく、洋室はもちろん、和テイストな空間にも非常にマッチする。

リビングやダイニングのほか、子供部屋で使うのもおすすめ。コンパクトなサイズ感で、洗面スペースや玄関スペース、ベッドサイドなどに置いても圧迫感なくすっきりと見せてくれる。

ウルムスツールの選び方

【迷ったらこれ】極めてシンプル&ミニマルな無塗装仕上げ

ウルムスツール

表面に塗装を施さない無塗装仕上げの通常モデルは、ナチュラルな雰囲気がアイテムのシンプルなディテールを際立てるアイテム。スプルース材のさらりとした肌触りが実感できるのはもちろん、木目や木の節といった天然木の個性、経年による色合いの変化を楽しめるのも長く愛用できるポイントだ。

通常モデルの脚部は、強度のあるビーチ材を「相互矧ぎ(そうごはぎ)」という工法で接合し、わずかに削られたエッジ部がシャープなラインをより美しく魅せている。「くさび細継ぎ」で接合した横棒にも丈夫なビーチ材を使用。負荷がかかりやすい脚先には、摩耗性に優れたケヤキ材を採用し、耐久性を確保している。

クール&モダンな印象のブラックモデル

モダンな佇まいが大人っぽい印象のブラックは、モノトーン系のインテリアと相性抜群。傷がつきにくいバーチの無垢材を木目を活かして染色した後、クリアのウレタンで塗装して仕上げられている。

カラーモデルには、レッド、ブルー、イエローなどのカラフルなバリエーションも。

ミッドセンチュリーな雰囲気漂うウォルナット

ウルムスツール(ウォルナット)

美しいウォルナットの木目が楽しめるウォルナットモデルは、ヴィンテージの家具や雑貨が好きな人におすすめ。ミッドセンチュリーな雰囲気と高級感で、存在感のあるアイテムだ。

全てのパーツがウォルナット無垢材で製造されており、表面はクリアのウレタンで仕上げられた上品さも特徴。色が抜けていく性質を持つウォールナットも経年変化により愛着を持って使えそう。

レプリカ(リプロダクト)について

多くの名作家具と同様に、ウルムスツールにもリプロダクト品(ジェネリック)がある。一見、本物とほぼ遜色ないデザインで安く買えることから一定の需要はあるが、購入はおすすめしない。

オリジナルのデザイナー・ブランドが手掛ける正規品や、本家から正式に技術と権利を継承した家具メーカーが製作するプロダクトは品質と系統の両面で資産価値がある一方、安価なリプロダクト品はデザイン性や品質が劣る、耐久性に難がある、リサイクル時に値段が付かないなどのデメリットがある。

ウルムスツールを購入するなら、正規品を選ぶことをおすすめする。正規輸入代理店や、正規品を取り扱っていることを明示している家具ショップで購入することで、安心の保証が受けられる。ヴィンテージ品を買う場合も状態の良い良品を取り扱うショップで購入することで、新品より少しお得に買うことができ、売却する時も価値が下がりにくくなる。

ウルムスツールを買うならこのショップ

ウルムスツールは、インテリアを扱うセレクトショップなどで購入することができる。オンラインで正規品を取り扱っているおすすめショップを紹介しよう。

FLYMEe(フライミー)

FLYMEe(フライミー)

手頃なインテリアアイテムから高級デザイナー家具まで取りそろえる通販サイト「FLYMEe」。ウルムスツールも取り扱いがあり、通常モデル、カラーモデル、ウォルナットモデルをそろえている。

購入した商品代金の1%~がマイルとして付与されるポイント制度があるのもうれしいポイント。累計購入金額に応じてマイル付与率がアップするので、計画的に利用すればお得にお買い物が楽しめる。

ウルムスツール 商品詳細

生産国スイス
サイズ幅39cm×奥行29cm×高さ44cm
材質無塗装仕上げ=スプルース(米唐檜)・ビーチ
カラー=本体:バーチ 床面設置部・貫木:ビーチ
ウォルナット=ウォルナット無垢材(クリアウレタン仕上)
ブランドwb form(ヴェービーフォーム)
価格49,500円〜137,500円

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