自宅で作ろう!美味しいモヒート

「モヒート」はキューバの首都ハバナが発祥の地である。グラスにライムを絞って、その中でミントをつぶし、そこにベースとなるラムを注いで、発砲水で割ったカクテルだ。

ハバナの旧市街にある「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」はアーネスト・ヘミングウェイが通ったといわれる有名なバーで、彼はこの店のモヒートをこよなく愛したという。モヒートは店それぞれにレシピがあり、炭酸水とラムの割合、砂糖の分量が違うため、お気に入りの一杯を求めてバーで飲むのも楽しいが、コツさえつかめば自宅でも作れる。

そこで、本場に近い味を再現する西麻布のラムバー「タフィア」の多東千惠さんに、「家で美味しいモヒートを作るコツ」を伺った。

「一番大切なのは、モヒートに合うミントを選ぶこと。種類はペパーミントよりスペアミントのほうが、現地で用いられているイエルバ・ブエナに近い甘く柔らかい風味になるためモヒートに適していると思います。葉っぱが小さいと甘みが出ないため、大きくて肉厚なミントをつぶし過ぎないように軽く押す。ミントに力を均等に加えるように優しく押すくらいでいいのです。やりすぎると苦味が出てしまう。ミントが持つフワッとした甘みを活かすことが美味しいモヒートを作るコツですね」

タフィアではハバナに近い味を目指して、ミント水のように柔らかく飲めるモヒートを作っている。現地は微炭酸だが、日本はシュワっとした強めの炭酸水が好まれるので代用している。体に溶け込み、少しずつ酔える優しい味。家庭で作る場合はよく冷えた水でも良いという。さぁ、手順にしたがってプロ並みのモヒート作りにチャレンジだ。

プロ並みの味を家庭の道具で再現!

まず、必要な材料を紹介する。家でモヒートを作るために必要なのは、ラム(キューバ産の「ハバナクラブ」がおすすめ)、砂糖(三温糖などで良い)、ライム、スペアミント、炭酸水、柄の長いスプーン。

<手順1>ライムの出番

4分の1にカットしたフレッシュライムをギュっと絞る。ライムがなければ、レモンで代用しても良い。

<手順2>ミントの登場

ミントをひとつかみ入れる。分量は10gが目安。葉が大きくて肉厚のスペアミントを用意したい。

<手順3>砂糖を投入

砂糖をティースプーンに1杯入れる。三温糖で十分なのだが、もし無ければ普通の砂糖でも問題ない。

<手順4>炭酸水を注ぐ

炭酸水をグラスの3分の2まで注ぐ。炭酸水が多い方が、次の工程でミントをつぶし過ぎないで済むのだ。

<手順5>ミントをつぶす

柄の長いスプーンでミントをつぶす。つぶし過ぎるとミントから苦味が出てしまうので、優しく押さえる感じで。

<手順6>ラムを注ぐ

手順5の工程の後はグラスに氷を入れ、ラムを注ぐ。氷はできるだけ大きいものを使いたい。

<手順7>スプーンで混ぜる

スプーンで全体をかき混ぜ、つぶしていないミントの葉を1~2枚浮かべると、爽やかなミントの香りが広がる優しい風味のモヒートが完成。

完成!!!

写真をよく見ると、ミントの葉がつぶれ過ぎていないのがよくわかるだろう。

ちなみに、、、

ちなみにバーでは「ペストル」という道具でミントをつぶす。細かいすりこぎでも代用できるが、その場合は手順4の工程で炭酸水を1cmほどグラスに入れ、ミントをつぶした後にラムを入れ、ステア。その後、氷を入れてから炭酸水を8分目ほどまで入れると良い。

フルーツモヒートという楽しみ方

ライムの代わりにレモンを使うことで味わいの変化を楽しめるように、季節のフルーツを加えた「フルーツモヒート」にもトライしたい。例えばイチゴなら、グラスに入れたミントの上にイチゴをのせて、つぶすくらいの感覚でスプーンの背でイチゴを押すと、ミントも程よく押され良い感じに。最後にイチゴも残さずに食べられる。

取材協力/多東千惠(Tafia) 写真/遠藤純