102906【後編】昭和×昔町懐かし旅「飛騨高山」必ず寄りたい美味しい名店3選

【後編】昭和×昔町懐かし旅「飛騨高山」必ず寄りたい美味しい名店3選

男の隠れ家編集部
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目次

飛騨高山には昭和を体験できる、2つのテーマ館がある。昭和の時代にタイムスリップして昭和レトロを楽しみ、昭和の香り漂う宮川朝市へ。飛騨の小京都で懐かしい昭和時代に邂逅した。

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

※この記事は2024年11月号に掲載されたものです。

■飛騨高山で最も古いコーヒー専門店「コーヒー ドン」

⚫︎先代から受け継ぐ自慢のチーズケーキを

昭和26年(1951)の創業。高山で最も古いコーヒー専門店だ。創業者の和田茂さんは蝶ネクタイでカウンター内に立ちコーヒーを振る舞っていた。

和田さん夫妻(中央)と娘の浅黄さん(左)、梓さん(右)。

当時はまだ珍しかった本格コーヒーを目当てに、高山の“旦那衆”たちが朝から来店していたという。現在は息子の恭直さん、直子さん夫妻が跡を継ぎ、2人の娘さんとともに店を守っている。

店内の調度品は先代の頃から変わっていない。アンティークなランプと梁の中に埋め込まれた蛍光灯の間接的な光が、レトロな雰囲気を醸し出している。

昭和の雰囲気が漂う店内。
ダンディだった先代の写真とコーヒー。

名物は先代の頃からの自家製チーズケーキ。ほかにもシュークリーム、ドーナツ、プリンなど、スイーツの美味しさは高山の人なら誰でも知っている。

「昭和は人の目なんか気にしないで、自由になんでものびのびできた時代でしたね」と直子さんは語る。

卵の黄身をたっぷりと使ったプリン(右)500円は店の人気メニュー。2度イースト発酵させたドーナッツもふわふわの食感で人気。
コーヒー500円とチーズケーキ450円。

岐阜県高山市本町2-52
TEL/0577-32-0968
営業時間/7:30~19:00
定休日/火曜

■レトロな店内と自家焙煎珈琲「藍花珈琲店」

⚫︎自家焙煎の豆を石臼挽きで

古い町並みの続く上三之町にある、昭和50年(1975)創業のコーヒー専門店。白壁の土蔵を改装して、内部は大正時代の照明、飛騨や松本家具の椅子、ベンチなどを設えている。

蔵造りの店内に流れる静かな時間。

壁には竹久夢二の絵。床は木レンガが敷き詰められている。一つひとつの調度品にさりげないこだわりがあり、居心地の良い空間をつくり出している。

コーヒーは高山では珍しい炭火自家焙煎の本格派。さらに珍しいことにコーヒー豆は約30センチの石臼を使い、2代目の黒坂俊介さんが手で挽いている。毎朝その日の分だけ石臼で挽くという。

2代目店主の黒坂俊介さん。

「蕎麦と同じで、余計な熱が加わらないから、香りが良いコーヒーになります。コクがあってスッキリ。深煎りのコーヒーなので、味に深みがあります」

観光地の一角にあるのに、地元の常連客が多く、最近では毎年来るという海外からのリピーターも多いとか。

ブレンド珈琲1000円と大人の壺プリン500円。プリンはラム酒が入った、大人向きの味わい。
昭和時代の定番・クリームソーダ1150円。

岐阜県高山市上三之町93
TEL/0577-32-3887
営業時間/9:00~18:00
定休日/木曜(8月は無休)

■昭和の広告美人画がずらり「気軽な大衆居酒屋あじ平」

⚫︎高山の夜はレトロな空間で、乾杯!

店先の赤提灯が灯る頃には次から次へと客がやってくる。高山で人気の居酒屋だ。暖簾をくぐると、店内には古物商でもあった創業者の角岡平治郎さんが収集した、広告美人画のコレクションがあちこちにディスプレイされている。

小上がりの壁には昔懐かしい女優さんのうちわが多数。昭和レトロな雰囲気の中、美人に囲まれて乾杯!

小上がりの壁にはレトロポスターや昭和の女優さんのうちわなど。ノスタルジックな雰囲気の中で飲む酒は一段と美味しさが増す。

つまみには「飛騨の在郷料理」、漬物ステーキ、自家製ほうば味噌などのほか、飛騨牛料理もあり、飛騨の食文化を味わいたい観光客にぴったり。串もの、刺身などの居酒屋定番メニューも豊富だ。

高山のソウルフード漬物ステーキ680円。
在郷料理三点盛り880円。

2代目店主の角岡真一さんお勧めの酒は日本酒。高山は古くからの酒蔵が今も残っている酒どころだ。「季節ごとに私が試飲して、美味しい酒を選んでいます」。

口開けの一杯は店主イチオシの酒「あじ平の隠し酒」から始めたい。

「あじ平の隠し酒」無濾過生原酒、コップ780円。
自家製けいちゃん880円は鶏肉のハツ、レバー、軟骨などを入れた、高山の昔の味。

岐阜県高山市初田町1-34
TEL/0577-35-1063
営業時間/17:00~24:00
定休日/無休

飛騨高山
問い合わせ:飛騨・高山観光コンベンション協会
TEL/0577-36-1011
アクセス/JR「東京駅」より東海道新幹線で約1時間40分、「名古屋駅」で特急ひだに乗り換えて2時間30分「高山駅」下車

※この記事は2024年11月号に掲載されたものです。

文/阿部文枝 撮影/渡部健五

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