57787新たな家電で電気代を節約?古い家電と新しい家電の電気代を比較してみた!

新たな家電で電気代を節約?古い家電と新しい家電の電気代を比較してみた!

男の隠れ家編集部
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技術の進歩は凄まじく、古い家電と新しい家電とでは電力の消費量が大きく異なる。家電は長期間使うものなので、5年・10年と長いスパンで考えたときには、電気代の差は顕著に表れる。

そのため、いまある古い家電を長く使い続けるよりも、新しい家電に買い替えたほうがトータルコストを抑えられるかもしれない。

そこで今回は、消費電力量の多い家電を買い替えたときの電気代の差を比べていく。

■家電における消費電力量の比較

消費電力量は家電の種類によって大きく異なる。例えば、豆電球と冷蔵庫を比べたとき、消費電力量は冷蔵庫のほうが遥かに多い。

【一般的に消費電力量が多いとされる順】

1.冷蔵庫
2.照明器具
3.テレビ
4.エアコン
5.電気便座
6.食器洗い機
7.電気ポット

また、同じ種類の家電でも、製造時期によって消費電力量が異なることもある。電化製品の省エネ性能は年々向上し、時間あたりの電気量が少なくなっているためだ。

そのため、古い家電は消費電力量が多く、新しい家電は消費電力量が少ない傾向にあると覚えておこう。もしかしたら、家電を新しく買い替えるだけで、毎月の電気代の節約に繋がるかもしれない。

■冷蔵庫を買い替えた場合

冷蔵庫の消費電力量は、ほかの家電に比べてかなり大きいとされている。つまり、古い冷蔵庫から新しい冷蔵庫に買い替えた場合、電気代の節約幅も大きくなるということだ。

例えば、2003年度に発売した401〜450Lクラスの冷蔵庫であれば、年間消費電力量は600~680kWh程度であった。一方、2013年度の製品は200~220kWh程度であり、年間にすると約3分の1まで減少している。

年間消費電力量が400kWh下がった場合、電気代を1年間で約10,000円ほど節約できる。冷蔵庫は滅多に買い替える家電ではないため、5年・10年と長期で利用した場合は、さらに大きな差になるはずだ。

■照明器具を買い替えた場合

照明器具の進化は時代とともに急激に進んでいる。しかし、すでにエネルギー消費効率の良いインバーター式の蛍光灯型照明器具を使っていた場合、新しい照明器具に買い替えたところで大した節約には繋がりづらい。

照明器具の買い替えで節約効果を発揮するパターンは、白熱電球からLED電球や電球型蛍光灯に切り替えたときだ。

60W形相当の白熱電球の消費電力量はおよそ54Wだが、これをLED電球に変えた場合は7〜10Wまで下がる。電球型蛍光灯であっても10〜12Wであり、消費電力量の大幅な減少が見込める。

これを年間2000時間ほど点灯した場合、94kWhの節電が図れるため、1年間で電気代を約2,500円節約できる。LED電球は1,000〜2,000円で購入できることから、新しい電球に買い替えても1年弱で回収することが可能だ。

■テレビを買い替えた場合

テレビも消費電力量が多いため、買い替えを検討すべき家電だ。2006年の液晶テレビ32V型の年間消費電力量はおよそ161kWhなのだが、これを2014年のテレビに買い替えた場合、およそ59kWhまで低下する。

消費電力量は60%以上も減少しており、年間の電気代に換算すると約2,700円も安くなった。2014年のテレビでこれほど大きな差が生まれていることから、2022年発売のテレビではもっと大きな効果が見込めるだろう。

なお、2000年前後に発売されたプラズマディスプレイの大型テレビの場合、年間消費電力量はおよそ350kWhなので、電気代は約6分の1まで低下することになる。もしプラズマディスプレイの大型テレビを使っているのであれば、早めの買い替えをおすすめする。

■エアコンを買い替えた場合

エアコンは買い替えるタイミング自体が少ないため、1台を長く利用し続けることになる。

2004年型のエアコンの年間消費電力量は約945kWhである一方、10年後に発売された2014年型は837kWhまで低下している。

その差は108kWhであり、年間の電気代に換算すると2,916円の差が生まれる。そこまで大きな差ではないように思えるが、エアコンは5年・10年と長期で利用するため、大きな差が生まれてしまうだろう。

なお、2000年以前のエアコンの消費電力量は1,000kWhを超えているため、古い製品を使っている人は要注意だ。2022年の製品と比較するとその差は大きく、年間で約20,000円以上の差が生まれることも珍しくない。

■まとめ

今回は、古い家電から新しい家電に買い替えた場合の電気代節約について解説した。

電化製品は種類や発売時期によって、消費電力量が大きく異なる。特に冷蔵庫や照明器具、テレビ、エアコンなどはその差が顕著に表れるため、注意する必要がある。

新しい家電に買い替えたほうがトータルコストを抑えられる可能性もあるため、ぜひ本記事の内容を参考にし、家電の買い替えを検討してみてほしい。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

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