「誰かに褒めてもらいたい」そう思ったことはないだろうか? その感情は承認欲求から来ていることが多く、頑張り屋さんや寂しがり屋さんによく起こりやすい。
もしこの状態にある場合は、自身の心境をしっかりと把握した上で、適した解消方法を試してみてほしい。
今回は、褒められたい人の特徴、「褒められたい欲」の解消方法を解説する。最後までご覧になれば、自身に適した上手な対処法を見つけられるはずだ。
■「褒められたい状態」の正体とは?
「誰かに褒めてもらいたい」という状態は、承認欲求の高まりから来ていると言われている。
そもそも承認欲求とは、アメリカの心理学者「アブラハム・マズロー」が自己実現理論の中で提唱した欲求のことである。人間誰しもに備わっている欲求であり、5つの欲求の中の1つがこれにあたる。
一節によると、この承認欲求は安全な暮らしができている、自分の居場所があるからこそ、その欲求が湧いてくるとされている。
つまり、「褒められたい」と思う気持ちは現代人の多くが抱える感情であり、少なからず全員に備わっている欲求だと言えるのだ。
■褒められたい人の特徴
褒められたい人の特徴としては、大きく分けて以下の3つが挙げられる。自身に当てはまっていないか、ぜひ確認してみてほしい。
【特徴1.頑張り屋さん】
1つ目の特徴は、仕事や恋愛など、何か1つに努力を重ねている人だ。特に成果が出た場面では、「誰かに褒められたい」という感情が働きやすい。
【特徴2.寂しがり屋さん】
寂しがり屋な人、誰かに依存してしまいがちな人は、褒められたい欲が強い傾向にある。
この場合、「自分をアピールして周りの人から気を引きたい」と考える人が多いため、目立つような行動を取ってしまいがちだ。
【特徴3.自尊感情が低い】
自分に価値がないと思っている人ほど、誰かに褒めてもらいたいと感じる傾向にある。自分で自分のことを認められないため、他者から評価を与えてほしいのかもしれない。
また、自分と他者を比較して、「あの人に比べて自分はだめだ」というネガティブ感情を持つことが多い。
■「褒められたい欲」を解消する3つの方法
「褒められたい欲」を解消する方法は、主に以下の3つが考えられる。「誰かに褒められたい」と感じる人は、ぜひ参考にしてみてほしい。
【方法1.他者とコミュニケーションを多く取る】
他者とコミュニケーションをたくさん取ることで、承認される機会が増加するため、その傾向が少しずつ緩和されるはずだ。1人で抱え込むよりはよっぽど効果的だと言える。
ただし、他者とコミュニケーションを取る上では注意点が2つある。1つ目は、欲求がさらに増加してしまう可能性があることだ。欲求がいつまで経っても満たされない場合、悪循環へとつながるケースもある。
注意点の2つ目は、他者から嫌われるリスクがあることだ。「自分を褒めてほしい」という感情で振る舞い続けてしまうと、相手からよく思われない可能性があるため注意しよう。
【方法2.褒められる動画をたくさん視聴する】
手っ取り早く解消したい場合は、褒められる動画をたくさん視聴しよう。YouTubeなどの動画サイトで「褒められる」と検索すれば、該当する動画がいくつもヒットするはずだ。
ただし、この場合は一時的な解決にしかならないため注意しよう。動画を視聴して一時的に解消されたとしても、すぐに「褒められたい欲」が湧いてくる可能性があるのだ。
そのため、動画に頼りっきりになるのではなく、自ら行動して根本的な解決を目指そう。
【方法3.外に出てリフレッシュする】
「褒められたい欲」があるときは、内向的になっていることが多いため、外に出てリフレッシュすることをおすすめする。リフレッシュする代表的な方法は以下の通りだ。
・公園を散歩する
・植物を鑑賞する
・温泉に浸かる
・映画に没頭する
・図書館で本を読む
これら方法でリフレッシュすれば「褒められたい欲」が薄れるため、根本的な解決につながりやすい。
■まとめ
本記事では、褒められたい人の特徴、「褒められたい欲」の解消方法を解説した。
誰かに褒められたいという状態は、承認欲求が高まっている状態であることが多い。誰にでも備わっている感情ではあるものの、1人で悩み込んでいてもなかなか解消しない。
「褒められたい欲」がある人は、ぜひ本記事で紹介した方法を参考にし、自ら行動を起こしてみてほしい。