582099割の人が間違えて使っている!?勘違いしやすい日本語を5つ紹介!

9割の人が間違えて使っている!?勘違いしやすい日本語を5つ紹介!

男の隠れ家編集部
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我々が普段何気なく使っている日本語は本当に正しいのだろうか? もしかしたら、言葉の意味を勘違いして使っている可能性もある。

日常会話で間違って使う分には大して問題ないが、重要な場面で誤ってしまうと大恥をかいてしまう。大恥をかかないためにも、今回は特に勘違いしやすい日本語を5つ紹介する。

■勘違いしやすい日本語1.敷居が高い

「敷居が高い」という言葉を、「高級・上品すぎる」という意味合いで用いていないだろうか? 実はこの使い方は間違いであり、本来は「不義理や面目のないことがあって」という意味を持つ。

そのため、「敷居が高くてあのお店には行きづらい」という言葉は、「不義理や面目のないことがあって、あのお店には行きづらい」という意味になる。

特に若い世代の方は、この言葉の意味を勘違いしている人が多いため注意しよう。

■勘違いしやすい日本語2.破天荒

「破天荒」という言葉を「豪快で大胆な様子」だと思っているかもしれないが、実は「今まで誰もなし得なかったことを初めて行うこと」という意味を持つ。

ニュアンスは少し似ているかもしれないが、言葉を使う場面がまったく異なるため注意が必要だ。例えば、「あの人は破天荒な男性だ」「破天荒にその場を盛り上げた」という使い方の場合、「初めて行うこと」と結びつかないため誤りである。

なお、『広辞苑 第6版(岩波書店)』では、「(『天荒』は天地未開の時の混沌たるさまで、これを破りひらく意)今まで誰もしなかったことをすること。未曽有。前代未聞。『―の大事業』」と記されている。

■勘違いしやすい日本語3.複雑骨折

「骨が複雑に折れて、粉々になったり潰れたりした状態」という意味で、「複雑骨折」という言葉を用いている人が意外にも多い。実は複雑に骨が折れているから複雑骨折ではなく、以下のような意味合いを持つ。

「骨が折れるとともに周囲の軟部組織が損傷され、皮膚に傷口が開いた状態の骨折」

つまり、複雑に骨折している様子を表すのではなく、骨が折れて皮膚を突き破っている状態を指している。

どちらの状態も痛々しい様子には変わりないが、まったく異なる意味合いを持つため注意が必要だ。

■勘違いしやすい日本語4.話が煮詰まる

「話が煮詰まる」という言葉は、「議論や考えなどが出つくして結論を出す段階になる」というポジティブな意味合いを持っている。

しかし、どちらかといえばネガティブな状況に対して使われる傾向にある。この使い方でもあながち間違いではないのだが、本来の意味合いとは少し異なるため注意しよう。

というのも、実は『広辞苑 第5版』と『広辞苑 第6版』では以下のように改正されている。

【広辞苑 第5版(平成10年 岩波書店)】

[1]煮えて水分がなくなる。
[2]転じて,議論や考えなどが出つくして結論を出す段階になる。「交渉が-・る」

【広辞苑 第6版(平成20年 岩波書店)】

[1]煮えて水分がなくなる。
[2]議論や考えなどが出つくして結論を出す段階になる。「ようやく交渉が-・ってきた」
[3]転じて,議論や考えなどがこれ以上発展せず,行きづまる。「頭が-・ってアイデアが浮かばない」

このように「広辞苑 第6版」からは、誤用されがちな悪い意味合いも含まれているため、ネガティブイメージで使用してもあながち間違いではないのだ。

とはいえ、本来は良い意味合いとして使用する言葉であることを覚えておこう。

■勘違いしやすい日本語5.確信犯

「確信犯」という言葉を「悪いことであるとわかっていながらされる行為や犯罪、もしくはその行為を行う人」だと思っている人は非常に多い。

「たまたまカンニングしたって言っているけど、あれは絶対確信犯でしょ」という使い方はそもそも間違いなのである。

本来の意味合いとしては、「政治的・思想的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる犯罪行為、又はその行為を行う人のこと」である。

つまり、「悪いと自覚してされる行為」ではなく、「良かれと思った行為が実は悪いことだった」という意味合いで使用する言葉なのだ。双方は正反対の意味合いを持つため、「確信犯」を使用する際は注意が必要である。

■まとめ

今回は、ほとんどの人が勘違いしている日本語を5つ紹介した。

「多くの人がそう使っているから」という流れで、言葉の意味を履き違えて使っている人が非常に多い。日常会話で間違える分には問題ないのだが、重要な場面や大衆に見られている場面で間違えると、大恥をかいてしまう可能性があるため注意しよう。

ほかにも、多くの人が勘違いしている日本語は多数存在するため、気になる人はほかの言葉も調べてみてほしい。

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