96657雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。馬具製作の技術を活かしたトート

雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。馬具製作の技術を活かしたトート

男の隠れ家編集部
編集部

■創業以来の『道具屋としての誇り』と『本物』を造る心

●「名宝」SOMÈS SADDLE(北海道)× レザーバッグ

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

明治時代以来、北海道の開拓に貢献したのが“馬”、そして人々が馬とともに生活するために必要とした“馬具”だった。そんな伝統的な馬具で世界に挑戦しようと、昭和39年(1964)道央エリアの歌志内に創業したのがソメサドル(以下ソメス)だ。

バッグと同じ工房で、現在でも馬具を製造している。

現在も修理を行う馬具店はあるが、イチから生産を行っているメーカーは国内ではソメスのみ。そして馬具作りと必要なものを同じくし、ソメスが市場拡大のために目をつけたのがレザーバッグだった。

昭和60年(1985)、ソメスは馬具作りで培った技術を生かしてバッグの製造を始めた。ソメスのレザーバッグは品質の高い革素材と馬具同様のタフさが魅力だ。

ノートPCやファイルなども収納できる大容量も嬉しい。本室の横、内装は両面にポケットを配置し、収納力を高めており、機能性にも優れている。

その中でも、今回お勧めするのはベーシックなデザインの「トロット トート」。名前は馬術用語で“速歩”を意味し、普段から軽快に持てるように、軽さを重視、また馬具製造由来の耐久性も兼ね備えている。どこへ行くにも、つい手に取ってしまうような使い勝手の良さを目指して作られた。 

また本体の革はシボ(凸凹のしわ)を強く出したオイルレザーを使用しており、オイルレザー特有のエイジングを楽しめるだけでなく、牛革が持つ素材感を強く表現している。上等な革素材はスーツ姿にも映え、フォーマル意外にもカジュアルな装いにも。

バッグの素材となるレザーにミシンをかける。

馬具メーカーならではの革素材を知り尽くした、高度な設計や素材の選定が、この美しく使い勝手の良いバッグを生み出した。これを実現できるのは、ソメスがあらゆる製造工程を一貫して行っているからだ。

伝統的な馬具製作を起源とするからこその技術、丁寧な作り込み、そしてバッグ制作への思いをこの逸品から感じたい。

【商品概要】
製品名:トロット トートバッグ
価 格:6万9300円
サイズ:幅370×高さ300×奥行140mm
重量:約1kg
素材:外装:牛革/内装:綿
カラー展開:ブラック、ダークブラウン

SOMÈS SADDLE

北海道砂川市北光237-6
TEL:0125-53-5111
公式HP:SOMÈS SADDLE

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