74523専門誌『カーネル』編集長に聴く、知っておきたい「車中泊の基本マナー」

専門誌『カーネル』編集長に聴く、知っておきたい「車中泊の基本マナー」

男の隠れ家編集部
編集部
目次

いざ車中泊を始めようとしても、まずは車中泊の基本を理解しなければ先に進まない。ここでは、車中泊専門誌「カーネル」の大橋編集長に基本マナーと基礎知識を教えていただいた。

まず最初に、車中泊を行う上で心得ておかなければならない、いくつかの基本マナーを理解しよう。

【監修プロフィール】
大橋保之さん(「カーネル」編集長)

平成27年より同誌の編集長を務め、令和元年にカーネル株式会社を設立。車中泊やクルマ旅の情報を広く紹介している。

■周りのクルマに気を使う、これが車中泊のマナー

クルマというプライベートが守られた空間で、誰に気兼ねすることなく自分の時間を過ごせるのが車中泊の魅力。

しかし、だからといって自由奔放な振る舞いが全て許されるというわけではない。旅先で車中泊をさせてもらう場所は、多くが共有、もしくは次の人が使う場所。決して自分の土地ではないのだ。

周りには同様に車中泊をするクルマが停まっていることもあるし、お互いに気を使いながら夜を明かすのがマナーだ。

では、どのようなことに気をつければよいのだろうか?

答えは簡単。自分がされたり見かけたりした時に不快に思うことをしなければ良いのだ。

多くの場合、翌日に備えて休息を取るのが、車中泊の目的。まずはお互いに気を使い合い、これを妨げるような行為をしないように心がけよう。

■車中泊の基本マナー 9か条

1,長期滞在は一般常識の範囲内で
場所が気にいったからといって長期滞在はNG。余計な連泊をするのはやめよう。

2,ペットのマナーを守ることでペットも守る
苦手な人がいる可能性も考えておこう。事前にペット可か調べておくことが大切。

3,会話や音楽、ドアの開け閉めなどの音に注意!
自分では気にならないボリュームでも、人にとってはストレスとなることも。

4,溜まったゴミはきちんと持ち帰ろう
道の駅やSA・PAに持ち込んで捨てるのは不法投棄。基本、ゴミは持ち帰ろう。

5,車椅子ゾーンや大型車のパーキングには停めない
サイズ違いエリアでの駐車はルール違反。ましてや車椅子ゾーンは絶対ダメ。

6,SA・PAや駐車場で宿泊やキャンプはNG
駐車場はあくまでも駐車場であって、キャンプサイトではないことを理解しよう。

7,備品を持ち出さず、きれいに使おう
みんなが使用する洗面台やトイレはきれいに使う。スマホの無断充電は盗電罪に。

8,アイドリングはしない。ただし命に関わる場合は…
アイドリングは迷惑行為だが、場合によっては命に関わるので状況判断しよう。

9,火事・一酸化炭素中毒などの事故は絶対に避ける
火気などのグッズも使い方を誤ると危険。雪でマフラーが塞がれるのも注意。

※SA・PA、道の駅などで宿泊を伴う車中泊については各施設にお問い合わせください。なお一般道の路肩での車中泊は禁止されています。

■車中泊を楽しむための“虎の巻”「カーネル」とは?

日本初の車中泊専門誌で隔月偶数月の9日に発売。一般乗用車での車中泊からキャンピングカー、ドライブスポットなど、車中泊やクルマ旅を楽しむ豊富な情報を取り扱う。

公式HP:カーネル

文・取材/小畑彰弘

▼あわせて読みたい

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る