101843植物やレトロな雑貨に囲まれて好きなモノだけを集めた夢の空間|趣味部屋、拝見!

植物やレトロな雑貨に囲まれて好きなモノだけを集めた夢の空間|趣味部屋、拝見!

男の隠れ家編集部
編集部

■部屋の“顔”は遊び心満載のウォールデコレーション

⚫︎ちーさん/chi.greenroom

この記事は2024年9月号に掲載されたものです。

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

ちーさんの趣味部屋の“顔”であるウォールデコレーション。

ちーさんは高校生の頃から古着や雑貨などの収集が趣味だった。「ハマると、とことん没入する性格でコレクター気質」という。

コレクションが増えるにつれて、自分の好きなモノに囲まれて暮らしたいという思いが膨らんだ。2年半前、その頃の趣味だったゲームに区切りをつけたタイミングで、趣味部屋造りをスタートさせた。

植物を眺めると時間がゆっくり流れる。

「他と被らないような空間にしたいと思ってSNSなどで下調べして研究。国や年代、テイストにとらわれずに、自分が直感的に良いと思った、自分だけのモノがあふれた部屋に仕上げました。趣味部屋は僕にとって好きなモノを詰め込んだおもちゃ箱であり、見せ方で遊ぶキャンパスでもあり、自己満足を追求した空間なんです」

アウターもインテリアの一部に。
古いトランクを土台にテーブルを製作。レコードプレーヤーを置いた。

ちーさんが考えた部屋のコンテンツはインテリア、グリーン、ファッションの3つの要素。趣味部屋造りと同時に始めたのが観葉植物を育てることだった。

「収集癖を発揮して、自分が好きだと思った樹形や色合いの植物を部屋にお迎えしました。この“子”たちは置かれた環境に合うと、元気になってくれます」

植物に合った置き場所を常に考えて、都度手入れ替えをしている。植物を「この子」と呼んでペットのように気にかける。

2階にある約18㎡の趣味部屋に入ると、部屋の床には多数の観葉植物の鉢が置かれ、天井からは吊り下げられた植物の葉が伸びている。部屋の内外合わせて100種類以上。ちょっとしたジャングルに迷い込んだようで、独特な雰囲気を醸し出している。

日の当たる窓際には、暑さ寒さに強く、水やりの頻度が少ないサボテンなど多肉系植物が多い。
茎が自立できない蔓性の植物は上から吊るす。
日当たりの良い窓辺の植物。

最もこだわったスペースが、部屋を入ってすぐ左にある壁の、ウォールデコレーションだ。

「SNSで他の方の趣味部屋を拝見すると、〝部屋の顔”というべきスペースが必ずといっていいほどありました。僕も部屋造りを始めるときには“部屋の顔”になる部分を造ることを意識。この壁を〝顔”として、さまざまなモノが混在するウォールデコレーションにしようと決めました」

部屋のコンセプトが決まってからは、以前から集めていたモノだけでなく、ネット通販やリサイクルショップ、蚤の市などを利用して、感覚的に飾りたいと思ったモノたちを“ものすごいスピード感”で集め始めたそうだ。

入り口を振り返って見た構図。
鏡を多用して部屋を広く見せている。

壁にはアフリカの仮面「プレプレ」を中心に置いて、鹿の角、イラスト、鏡、古い瓶などを気まぐれな感覚でディスプレイ。本来は壁飾りではないものもDIYでアレンジして飾っている。

ちーさんの感性の赴くまま、独自の“センス”によって、一つひとつのグッズが集められ、モノだけでなく、モノ同士のマッチングによって遊び心満載のアートな壁となった。

古い柱時計は機械を外してドライフラワーのケースにした。
中の機械は別の場所にオブジェとして飾る。

部屋に飾るモノのテイストはレトロ、ミッドセンチュリー(1940~60年代)、ヴィンテージ、グリーンが中心になっている。

「昔から古いもの、レトロなものが好きです。家具はミッドセンチュリーや、近未来的なスペースエイジインテリア(50~70年代)など、年代を問わず集めています」

レトロなモノが多いので、色彩についてもひと工夫。単調にならないように、レトロな雑貨などのややくすんだ色と植物のグリーンのなかに、ビビッドな色の古い瓶や雑貨を置いてアクセントをつけている。

古い瓶や人形、植物のなかに、赤や青などのビビッドな色が混じって、彩りに変化を与える。

部屋はいくつかのゾーンに分けて、家具やグリーンで区切り、一つの部屋でいろんな顔が見える造り方をした。ベランダ側の作業スペースは奥にデスクを置いてこもり感を確保すると同時に、ほどほどの“抜け”がある空間だ。

「意識したのはジブリ作品に出てくるようなワクワクするトンネル感。オープンシェルフと観葉植物によってリラックスできる抜け感を出すようにしました」

一番苦労したのは空間造りの土台となる床、壁、天井の内装と、モノや植物とのバランスだった。

上の棚からはレトロな可愛らしい人形たちが覗いている。
薬瓶入れをDIYでオブジェ風の飾り物にした。

「元々はコンクリート打ち放しのような退廃的な景色が好きなんですが、今回はある程度部屋のポテンシャルを生かすことにしたので、趣味部屋のコンセプトになじむ空間造りが一番大変でしたね」

部屋の一部をDIYで改装。床にモルタル調のフロアタイルを敷き、システム収納を解体して部屋とつなげた。雰囲気が変わって、集めたモノとなじむようになったという。趣味部屋を造ったことにより、ちーさんのライフスタイルは満足のいくものになった。

作業スペース。
姿見前のスペースは古着屋の試着室をイメージした。

「自分の好きなものをわがまま放題に集めて、ちらかしながら遊んできたので、すごく落ち着く空間ができあがって、オンとオフの切り替えがしやすくなったなと感じています。これからも好きなモノで満たし続けたいと思います」

平日の夜と休日はこの趣味部屋で音楽を聴きながら本や漫画を読んだり、植物の手入れをしたりと楽しい時間を過ごしている。今後考えているのはマイナーチェンジ。天井の高さを変え、壁を塗装する。趣味部屋につながる廊下部分や寝室も遊びながら変えていく予定だ。

珍しい植物が好き。ベゴニアマクラータ(右下)の葉は、表が緑に白いドット模様で、裏が赤い色。とくにお気に入りの植物だ。

■BEST ONE!

ウォールアートの中心は仮面

コートジボワールのバウレ人が製作した「プレプレ」がちーさんのお気に入り。2つの角・目と口を持つ。「存在感とクラフト感が最高に好きですね」とちーさん。

■ROOM DATA

広さ/18㎡
使用年数/2年半
趣味/植物、インテリア、ファッション

この記事は2024年9月号に掲載されたものです。

文/阿部文枝 撮影/菊田香太郎

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