made in USA モノのカタチ アメリカ編
アメリカの古道具の色使いや質感が、なんとなく“明るい”気がするのはなぜだろう。古き良き時代のアメリカに羨ましさと憧れがあるからだろうか。経年変化した本物の古道具を書斎に置きたくなるのは仕方あるまい。
【ハンガー】
退色したプレートや錆びたフックに時間と人の流れを感じる。玄関やリビングの小物掛けに良さそう。
【オイル差し】
1970年代に作られたもの。小ぶりで使いやすい。実際に車のメンテナンスに使うかは置いておいて、デスクに飾りたくなるフォルム。
【オイル差し】
ポップな色使いがアメリカらしさを演出している。自然に禿げた塗装もいい味わい。
【鉛筆削り】
1950年代に作られたもので、無駄を省いたデザインが格好いい。質実剛健さが伺える。
【ステープラー】
文房具専門のディーラーが扱っていた逸品。とても古いものにも関わらず今でも使用でき、その使いやすさにも驚く。
【メタルスツール】
カタチも色味もポップで、THE・アメリカ。使い込むことによってこの風合いになった。
【メールボックス】
サビ感がいい味になっている。わざわざ加工したものではなく、住宅ポストとして現役で活躍中。
【デスクランプ】
メタリックな色彩ながら、丸みを帯びた形状がなんとも愛らしい。古いアメリカのイメージにぴったり。
【ファイルケース】
1960年代のもの。ヨーロッパ的な色彩が印象的だが、機能性も高く、現代でも活用できそう。
【オイル缶】
大胆な色使いはもちろん、力強いロゴデザインがイメージ通りのアメリカ古道具。
【ツールボックス】
いくつかの層に重なるペンキが、まるで年輪のように時間の経過を物語っている。
【ランプシェード】
工場で活躍していたホウロウ製のランプシェード。ソケットを変えれば今でも使用可能。
【モールド(鋳型)】
釣りの重りを作るための鋳型。壁にかけてインテリアにしても良さそう。
【アイスボックス】
頑丈で持ちやすく、しかも意外と軽量。“用の美”を感じさせる一品。ペプシコーラのロゴが入る。
※2010年取材
TEXT/Akiko Nokata PHOTO/John Lee 撮影協力/FUJIYAMA FURNITURE