はじめまして。俺は、サウナ王っていうんだ。
サウナには、かれこれ30年以上入り続けている。週6日~7日、1日に2軒、3軒行くことも当たり前で、年間延べ500施設以上、全国津々浦々のサウナに通っている温浴施設の経営コンサルタントなんだ。
サウナ好きが知っているような、全国の有名店もプロデュースしていたりするんだぜ。ちなみに「かるまる池袋」も俺のプロデュースなんだ。おかげ様で、最近ではテレビやラジオ、雑誌などでも紹介されたりしてるんだよね。
この連載では、サウナを愛する俺が、サウナの魅力を少しでもみんなに伝えられたらと思っているんだ。サウナは体をディープリラックスに導いて、心まで元気にするパワーもある。だから何かに悩んだ時にも、行ってみてほしい。サウナ施設を出るときには、心が軽くなって、きっとポジティブになっていると思うよ。
みんなサウナにハマってほしいな
最近はテレビやラジオ、雑誌などで、「サウナ」というワードを聞くことが多くなったよね。
たしかに巷では“サウナブーム”とか言われているから少し興味はあるけど、熱そうだし、ガラの悪い人たちがいそうなイメージもあるし、「実際に行きたいとまでは思わないかな」っていう人達はたくさんいると思う。
実は俺もサウナに行く前はそういうイメージがあったから、その気持ちよくわかるんだよ。
でもね、俺の場合は、バイト先の人達と一緒にサウナに行く機会があって、「知ってる仲間と一緒だし、まぁいいか」と思って行ったら、ディープだけどけっこう面白いワールドが待っていて、ガチでハマっちゃったんだよね。
「そんな簡単にハマるの?」って思うかもしれないけど、サウナは熱いだけとか、ちょっと怖いところかもと思っている人達にも、たぶんきっかけがあれば俺みたいにサウナにハマるんじゃないかなって思う。
だから俺は、みんなにそのきっかけを作れたらなあと思ってる。
まず、怖そうなサウナじゃダメだし、汚いサウナにも行きたくないよね。
いくつかオススメしたいサウナはあるけど、サウナを好きになってハマってもらうためには「サウナ室」と「水風呂」と「休憩コーナー」のレベルが高い方がよいと思うんだよね。
というわけで、まずはみんなにサウナにハマってもらうために、俺が施設に求めるサウナ施設の“選定基準”を紹介しようと思う。
1、サウナ室、水風呂、休憩コーナーに何らかの特長がある
理由
サウナにハマってもらう上で欠かせないのが、「発汗しやすいサウナ室」、「快感を高めるために必須な水風呂」、「多幸感を味わう上で欠かせない、裸で休める休憩コーナー」。この条件を満たすための何らかの特徴や工夫があるかどうかが重要なんだよね。
2、エンターテイメントとしてアウフグース(ロウリュ)をやっている
理由
サウナにハマる理由は快感だけではないんだよね。楽しさもないとね。それが、アウフグース(ロウリュの蒸気を熱波にして届ける)。ただ、汗を掻くことだけではなくアウフギーサーのパフォーマンスを楽しみながらドバっと一気に発汗できるんだ。視覚、聴覚、嗅覚、場合によっては触覚、味覚など、五感を感じながら発汗できるのがアウフグース。
3、オートロウリュ機能により急激な発汗が可能
理由
アウフグースを毎回体験したくても、アウフギーサーのいない時間帯というのが確実にあって、でも、そういう時でも確実にドバっと発汗して快感を得たいよね。そのための必須アイテムが、サウナストーブのオートロウリュ機能なんだ。
4、30℃前後のクールダウン風呂がある
理由
休憩は外気浴派という人が多いけど、季節や気温、湿度、時間帯等に左右されて必ずしも多幸感、快感の波状攻撃を体感できるとはいえないよね。そういう時でも30℃前後の浴槽であれば水風呂の後、安定的に快感を得られるんだ。さらにバイブラ機能があると、マッサージ効果と相まって超気持ちいいんだよ。
次回は、これらの基準を満たしたサウナ3施設を厳選して届けするよ。お楽しみに。
〈プロフィール〉
太田広(おおた ひろし)
温浴事業・温浴施設経営コンサルタント。株式会社楽楽ホールディングス代表取締役。サウナ王の愛称で親しまれている。「かるまる池袋」の他、有名サウナ施設を数多くプロデュース。これまでのコンサルティング施設数は400以上(経営相談含む)。サウナ店には週6日~7日、1日に2軒、3軒行くことも当たり前で、かれこれ30年以上に入り続けている。マスコミ出演、各種講演など、活動の幅を広げ、日々、東奔西走中。
ツイッター:http://twitter.com/saunaou
インスタグラム:https://www.instagram.com/saunaou/?hl=ja