64451【週末の楽しみにオススメ!】都内で叶う酒蔵巡りで美酒に酔いしれるひとときを

【週末の楽しみにオススメ!】都内で叶う酒蔵巡りで美酒に酔いしれるひとときを

男の隠れ家編集部
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酒蔵というと、地方や郊外の土地、米どころにあると想像する人もいるかもしれないが、実は都心部にも美味しい日本酒を造っている酒蔵があることをご存知だろうか。

日本に存在している酒蔵は1,500前後で、意外にも「酒造りをしていない都道府県はない」と言われている。もちろん、東京都も例外ではない。

そこで本記事では、気軽なおとな旅におすすめの、都内でお酒造りの見学や試飲が楽しめる酒蔵について紹介する。週末におとな旅を企画しているなら、ぜひ今回紹介する情報を参考にしてみてほしい。

■東京港醸造(港区)

港区に直営店を構える東京港醸造は、三田線・大江戸線「三田駅」から徒歩約5分と好アクセスな立地にある酒蔵だ。東京都の水道水で仕込み、生きた乳酸菌を使用した独自の醸造法で造った日本酒が話題を呼んでいる。

敷地22坪・鉄筋コンクリート4階建てビルは一見酒造りには縁がなさそうな場所だが、1911年までこの地で酒蔵を営んでいた「若松屋」をルーツとする歴史ある酒蔵である。現在は蔵見学が行われていないが、直売所やテイスティングカーは日々観光客で賑わっている。

■木花之醸造所(台東区)

もう一か所、東京散策のついでに立ち寄りやすい酒蔵を紹介しよう。東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩3分ほどでアクセスできる木花之醸造所は、どぶろく好きなら必見。麹室を併設しており、日本酒造りに欠かせない麹を自ら造っている。

醸造所は、営業時間内であればいつでも見学可能で、事前に問い合わせれば説明を受けることも可能だ。バルが併設されているため、醸造所で造ったどぶろくや全国の地酒、クラフトビールとともに美味しい料理をのんびり味わえる。

■豊島屋酒造(東村山市)

少し珍しい酒蔵体験をしたいなら、豊島屋酒造がイチオシ。西武新宿線「東村山駅」より徒歩約15分でアクセスできるこの酒蔵では、試飲付きの酒蔵見学が楽しめる。よい水と米を使って造られた日本酒は、全国新酒鑑評会で数多くの金賞を受賞している逸品だ。

酒の美味しさもさることながら、特筆したいのは夜間の酒蔵見学ができる点である。月に1度「ナイト蔵ビング」というイベントを開催し、暗闇での発酵や時間経過とともに変化する酒の味を堪能できる。宴会ムードで行われる見学者同士の交流も、この酒蔵を訪れるひとつの楽しみだろう。

■石川酒造(福生市)

JRA青梅線「拝島駅」よりタクシーで8分ほどの場所に位置する石川酒造は、150年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。日本酒コースやクラフトビール飲み比べコース、ランチ付きのコースなど、4種類の見学コースが選べる。

多摩の空気と水で作られた日本酒とクラフトビールは、東京に居ながらにして大自然の恵みを感じさせてくれるはず。「酒飲みのテーマパーク」と呼ばれているほど、酒好きに愛されている観光名所だ。

なお、石川酒造をはじめ東京で楽しめる地ビールはこちらの連載でも詳しく紹介している。

■小澤酒造(青梅市)

JR青梅線「沢井駅」より徒歩約5分の小澤酒造は、全国でもトップクラスの人気を誇る酒蔵。昔ながらの建物や、多摩川のほとりに広がる庭園の散策も楽しめる。開催時期にもよるが、無料で参加できる酒蔵見学では「きき酒」を体験することも可能だ。

酒蔵の近隣には、美術館や食事処、売店などの観光地も豊富。清らかな多摩川と四季折々の自然も、酒蔵見学の思い出を鮮やかに彩ってくれるだろう。

■田村酒造所(福生市)

JR青梅線「福生駅」より徒歩約10分の田村酒造所は、酒造業を興して200年以上の歴史を持つ由緒ある酒蔵だ。「全国新酒鑑評会」や「東京国税局主催清酒鑑評会」で何度も受賞している日本酒は、上品な香りが特徴的。

敷地内では、登録有形文化財に指定された趣のある蔵や水車小屋などが見学可能だ。さらに酒造り資料館では、伝統の酒造り用器具や各種資料が展示されている。ただし、現在は蔵の内部の見学を行っていないため、訪れる際は注意が必要だ。

■週末おとな旅は、東京の酒蔵巡りもアリ

酒蔵巡りは、日本酒の美味しさを知った大人だからこそ愉しめる享楽。歴史ある酒蔵の見学や酒好き仲間との交流は、作りたての日本酒をより美味しくしてくれるスパイスになってくれること間違いなしだ。

いかがだっただろう? 今回ご紹介した酒蔵は「男の隠れ家デジタル」編集部がテーマに合わせて選んだものだが、他にもオススメしたいスポットがたくさんある。ぜひ今後の情報にも期待してほしい。

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