102215ウッドクラフト&焚き火 自然派キャンプスタイル|I♡CAMP

ウッドクラフト&焚き火 自然派キャンプスタイル|I♡CAMP

男の隠れ家編集部
編集部

■手の温もりのあるギアを自らも作るククサ職人へ

●missyさん/missy_camp_style

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

※この記事は2024年10月号に掲載されたものです。

白いテントは、北欧のお爺さんのキャンプ風景を見てから憧れだった。経年で変色していくのも楽しみだ。

夜、ランタンのほのかな灯りの下で黙々と木を彫る。作っているのはククサやスプーン。missyさんは「フォレストヒーローズ」のブランド名で、ほかにも手作りのククサ袋やランタンカバーなどを制作・販売している。

missyさんの初キャンプはおよそ10年前に遡る。息子が小学生になり、皆でアウトドアを楽しもうとファミリーキャンプに出かけた。とくに自然が好きなタイプではなかったが、2度目のキャンプで突然何かのスイッチが入ったかのようにソロキャンプをやってみたくなったそうだ。

桜の生木をまずは大まかに彫っていく過程。桜は木目が綺麗で硬くククサに向く。
完成品。持ち手の部分のデザインに個性を出す。

「単に外で自分で料理してビールを飲みたかったんです。開放的な空間で過ごすのが楽しかったし、勉強にいろんな方の動画を見ているうちにソロの深みも知ったので」

電気関係の職業柄、道具を見る目はあり、モノ作りは得意だ。現場にある枝などで工夫したりもする。道具選びでも便利さは決して第一条件にはならない。

「ペトロマックス」のファイヤーボウルは暖を取るにも調理にも便利。
生地から作るパンは焼き上がりまで2時間超。その分うまさは格別だ。
ローストビーフの火入れは完璧。

「焚き火台なら五徳付きよりも拾った木を組んで鍋を吊る、木や鉄、レザーの道具ならメンテナンスの時間も楽しみとする、そうやって自分で育てていける“手のかかる道具”にこそ愛着が湧きます」

大小10個ほどはあるというダッチオーブンや木のテーブルなどはまさにその思いを表すギアだ。そうしてキャンプ時間を重ねながらグリーンウッドワークに惹かれてフィールドの生木を彫り始め、やがて自身のブランドを立ち上げるまでに至ったmissyさん。

キャンプでは生地から作るパンやパスタなど凝った料理も作るし動画も撮る。そんな時間を過ごした後で一人木と向き合う。静寂の中、また一つモノが生まれる。

設営しつつ撮影も進める。
可能な場所ではフィールドの生木もウッドクラフトの素材にしていく。
「テンマクデザイン」のテント。現場にあった枝をポールにする。

●BEST ONE ①

Craft Works magのテーブル

天板は木製でありながら耐荷重60㎏超えの丈夫さ。パン生地を力強くこねるにも踏み台にするにもOK。料理が出来たらテーブルとして使う。

●BEST ONE ②

PETROMAXのダッチオーブン

ダッチオーブンやスキレットは多数持っているが、写真は930㎖のFT1。パンやご飯、スープ作りなどに使う。手入れは手間だが可愛い相棒。

●BEST ONE ③

FOREST HEROSのククサ袋

自身でデザインした品。大きめに作り、ククサだけでなく、食器やカトラリー、調味料など入れて使っている。ザックに外付けできるサイズ。

●BEST ONE ④

FOREST HEROESのランタンウエア

保護用なので移動の際にしか使わない。でも好きなヴィンテージランタンを少しだけ見せて引き立たせたい。そんな思いから蝋引き帆布で制作。

※この記事は2024年10月号に掲載されたものです。

文/秋川ゆか

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