103171雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。粋と伝統を味わう晴雨兼用雨傘

雑誌「男の隠れ家」編集部が選んだいいもの。粋と伝統を味わう晴雨兼用雨傘

男の隠れ家編集部
編集部

■身近なものだからこそ長く大切に使いたくなる傘

●槙田商店(山梨県)× 傘

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

※この記事は2024年11月号に掲載されたものです。

雨の降る日は気分が落ち込む。外へ出る用事があるとなおさら。だが、雨にも情緒がある。雨を楽しむにはビニール傘では味気ない。一本の糸から一本の傘を作る「槙田商店」の傘を差す。

色柄の美しい「Makita Trad Douglas Green 紳士長傘」は織り生地から生み出される。大胆でありながら落ち着いた印象のタータンチェック柄は鮮やかに染めた糸から紡がれ、深い色合いと光沢感が品の良い味わいを出す。

一般的な傘よりも多い12本の骨からなる多間傘でカバー力の高さとともにクラシカルな大人の印象を与える。UVカット加工が施され、晴れた日にも日傘として利用することが可能な、生活に寄り添う上質な傘である。

傘生地には雨の浸水や水漏れを防ぐ防水加工や、水を弾く撥水加工が施されている。

槙田商店の傘の独特な光沢や風合いは山梨県の伝統織物「甲斐絹」の特徴である「先染め・細番手・高密度」を踏襲している。

慶応2年(1866)甲斐絹問屋として創業し、昭和30年頃から傘を作り始めた槙田商店は自社工場などで生地を織り上げ、裁断、縫製、金具の取り付けまで一貫して行う国内唯一の織物工場でもあるのだ。

傘の骨の数やサイズ、生地の伸縮性などに合わせて木型を使い分け三角形に裁断。

一本の美しい傘に仕上がるまでにはさまざまな工程がある。防水・撥水加工を施し、裁断した生地に織り傷や汚れなどがないか光で透かして検品する「透き見」。

縫い目に伸縮性を出すために上糸のみの特殊なミシンを使用して生地を縫い合わせる「中縫い」。ほかにも「紐付け」や、「中綴じ」など、そのほとんどが手作業で行われ、一つひとつに熟練の技が光る。

槙田商店の傘は「傘」の字のごとく、一つ屋根の下、多くの人が関わり生まれる。壊れたら直すのが当たり前。雨の日だけでなく、一生を添い遂げたくなる傘なのだ。

中綴じ。裁断された生地をミシンで縫い合わせた生地と傘の骨を手作業で縫い付ける。撥水効果のある蝋引きした糸を2重にして撚(よ)りを加えた強度のある糸を使用する。

【商品概要】
製品名:Makita Trad Douglas Green 紳士長傘
価 格:1万6500円
サイズ:全長/91cm、直径/110cm、親骨/65cm
重量:約545g
素材:生地/ポリエステル100%、骨/グラスファイバー、アルミ、手元/アカシア
付属:傘袋

槙田商店
槙田商店は、傘以外に昭和53年(1978)から服地の製造も始める。デザイン自体を生地に織り込んだ「ジャガード生地」は山梨の甲斐絹織物をベースとし、世界のトップブランドからも支持されている。

山梨県西桂町小沼1717
TEL/0555-25-3113
公式HP/槙田商店

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