バーテンダー夫婦が培ってきた
古き良き伝統を引き継ぐ若手
銀座を日比谷方面から築地へと横切る晴海通り。その南側は多くの飲食店がひしめき、反対の北側は比較的落ち着いた様相で、「バー・フォーシーズンズ」はそのエリアのビルの4階にある。
バーテンダーは藤谷寛子氏の他、若い3名が接客やカクテル作りに励んでいる。藤谷氏のご主人、勝亦誠氏が姉妹店「バー・セブンシーズンズ」共にこの店のオーナーだ。
勝亦氏は銀座「オーパ」、藤谷氏は北海道の「真藤」で研鑽を積み、数々のバーテンダーコンテストで優勝を飾るという経歴の持ち主。結婚を機に銀座で同店をオープンするに至り、今年で14年目に入った。
「バーテンダーは“人”ですから、各人の個性を大事にしています」と語る藤谷氏。そうした方針の店であるがゆえ、初めての来店でも臆することなくお酒を楽しめる雰囲気を持つ。それでも銀座のバーであるために「古き良き伝統を受け継ぐことは忘れてはいない」と語る。
それでも銀座のバーであるために「古き良き伝統を受け継ぐことは忘れてはいない」と語る。
写真/秋 武生