店名になっている“フォノシート”とは、ソノシートの呼び名のひとつ。昔、雑誌や絵本の付録にもなっていた懐かしいビニール製のレコードことだ。

左右に扉のある不思議な店構えに最初は戸惑う。カウンター席は右へ、テーブル席は左へ。
レンガのカウンターやフランスの古いテラコッタを張った天井が独特の雰囲気をつくる。プロジェクターでミュージックビデオの投影も可能。

「なくてもいいけれど、あればちょっと嬉しい。そんな気持ちで名付けました」とオーナーの細川英明氏。

仙台でバーを営むなか、月島出身の常連客にこんな店を地元に欲しいと言われたことから踏み切った。若い日から飲食店経営に携わってきた細川氏にとって、やりたかったことを実現した場所かもしれない。

酒類のボトルは店内の正面壁に並ぶ。

ブルックリン風の店内にレコードの音色が流れ、時折誰かがチャームのナッツの殻を割る音が響く。国産ジンなど希少な酒も多く、カクテルもウイスキーも、異国的な下町風情と共にゆるりと楽しめる。

カウンター内にはレコードプレーヤー。細川氏の手持ちのほか、スタッフが持ち寄ったジャズやソウルなどのレコードが約200枚が揃う。
チャームは殻付きのマカデミアナッツ。小皿にたっぷりと供され、自分で割って食べる。ねじ式の殻割り器から響く音も、心地良い。

【Selected cocktail】ジンリッキー

ジンリッキー

京都で作られているドライジン「季の美」を使ったふくよかな味わい。1000円。ジンだけでも10数種は揃えているのでお好みで。特に指定のない場合は「タンカレー」を使用する。800円。

※営業日時などについては要確認。

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