木造平屋建てから始まった
創業70年の歴史ある名店

戦後間もない昭和24年(1949)、復興のさなかの渋谷の地に「渋谷 門」はオープンした。当時は木造の平屋建てで、初代オーナーの深澤憲二氏が本格的なカクテルを提供。

地上2階建ての現在の建屋になったのは平成元年(1989)。地下の「八月の鯨」という店は映画を模したオリジナルカクテルが楽しめると若者の間で人気を集めている。

「店の前を通り、〝まだあるとは思わなかった〟と懐かしがって来店される方もいらっしゃいますよ」と話すのは、店長の千葉雅弘氏。そしてチーフバーテンダーの佐野浩司氏も30代とスタッフは皆若い。しかし店には昭和から残る酒場の雰囲気が、どこかしこにも漂っている。

カクテルは450円、ウイスキーは550円からとリーズナブルなのは、創業当時から変わらない。

「〝街は変わっても、ここだけは変わらないで〟というお客様の思いを大切に、毎日気を引き締めています」と佐野氏は話す。