24823和と洋の出会いが酒党も悦ばす味を生む「市田柿ミルフィーユ」<長野県・マツザワ>|ウイスキーに合うお取り寄せ酒肴

和と洋の出会いが酒党も悦ばす味を生む「市田柿ミルフィーユ」<長野県・マツザワ>|ウイスキーに合うお取り寄せ酒肴

男の隠れ家編集部
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市田柿は南信州地方で1800年頃から作られてきたブランド柿である。秋に収穫された柿は一つひとつ手作業で皮をむき、太陽の光と自然の風によって1カ月ほどの時間をかけ、じっくりと乾燥。太陽と風、そして天竜川から立ち上る川霧の湿気という自然の恵みが作り上げた伝統菓子だ。

伝統的なスイーツを酒肴にもなる極上の味覚に

すでに柿栽培が盛んだった美濃地方から、伊勢講に参加した人が南信州へと持ち帰ったという説が有力。その頃は囲炉裏で焼いて食したが、次第に吊るされるようになった。

江戸時代には「将軍歯固めの菓子」として献上されていた。そんな市田柿を現代風にアレンジした新感覚スイーツが市田柿ミルフィーユだ。

市田柿ミルフィーユには柿を硫黄の粉を燃やした煙でいぶした「燻蒸タイプ」と、数量限定で販売されているプレミアムな「無燻蒸タイプ」がある。

マツザワ・森本康雄さんは、「干し柿の自然な甘さにバターの深いコク、それにほんのりとした塩加減が絶妙で、単なるスイーツとしてだけでなくシングルモルトと相性抜群の酒肴と評判です」と話す。

クセのない非発酵バターは柿を盛り立てる名脇役となっている。

マツザワ

市田柿は10月下旬から11月上旬にかけて熟す。生では口にできないほどタンニンの渋さが感じられる。自然の力でじっくりと乾燥させ、甘みを得た柿から丁寧に種やヘタを取り除いていく。重ねやすいように形を整えた後にカッティングする。市田柿は干し柿のままでも、口の中でとろける食感と甘みの虜になる。

文◎野田伊豆守

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