伝統的なスイーツを酒肴にもなる極上の味覚に

すでに柿栽培が盛んだった美濃地方から、伊勢講に参加した人が南信州へと持ち帰ったという説が有力。その頃は囲炉裏で焼いて食したが、次第に吊るされるようになった。

江戸時代には「将軍歯固めの菓子」として献上されていた。そんな市田柿を現代風にアレンジした新感覚スイーツが市田柿ミルフィーユだ。

市田柿ミルフィーユには柿を硫黄の粉を燃やした煙でいぶした「燻蒸タイプ」と、数量限定で販売されているプレミアムな「無燻蒸タイプ」がある。

マツザワ・森本康雄さんは、「干し柿の自然な甘さにバターの深いコク、それにほんのりとした塩加減が絶妙で、単なるスイーツとしてだけでなくシングルモルトと相性抜群の酒肴と評判です」と話す。

クセのない非発酵バターは柿を盛り立てる名脇役となっている。

マツザワ

市田柿は10月下旬から11月上旬にかけて熟す。生では口にできないほどタンニンの渋さが感じられる。自然の力でじっくりと乾燥させ、甘みを得た柿から丁寧に種やヘタを取り除いていく。重ねやすいように形を整えた後にカッティングする。市田柿は干し柿のままでも、口の中でとろける食感と甘みの虜になる。

文◎野田伊豆守

あわせて読みたい
ウイスキーのおすすめ銘柄12選|種類や効果・効能、飲み方を紹介
男の嗜み。ウイスキーの効果・効能を知る|気になる糖質、プリン体、カロリーは?