湯村温泉街に佇む老舗宿で心ゆくまで冬の温泉を満喫

 兵庫県の北西部、鳥取県に接する場所にある湯村温泉は、日本屈指の高熱温泉として知られている。豊かな自然に囲まれた温泉街の周辺にはスキー場や、渓谷の霧ヶ滝、赤滝といった観光スポットも多い。

温泉情緒あふれる町なかに佇む「佳泉郷井づつや」は、元禄15年(1702)に創業した宿。館内には日本三銘石のひとつ「佐治石」を配した庭園のほか、能面や備前焼など様々な美術品が置かれている。

湯船から露天風呂、洗面台に至るまで、長寿の湯ともいわれる湯村温泉が惜しみなく使われ、宿泊者は内湯の「寿ぎの湯」か露天風呂の「のほほんの湯」(有料)を貸切で利用できる。山陰屈指の長寿大岩風呂をはじめ大小8種の湯処があるので、館内で湯巡りをしても良いだろう。

夕食は冬の会席料理。和牛の最高峰ともいわれる但馬牛をはじめ、周辺地域でとれる松葉ガニや野菜などが使われている。但馬高原鶏を使った「じゃぶ煮」や、まろやかな味わいが愉しめる「荒湯豆腐」といった郷土料理も味わい深い。

ここでしか味わえない歴史ある温泉や郷土の食で忘れらない旅となる。