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時空旅人別冊シリーズ「出雲と大和」好評発売中
現存する日本最古の歴史書『日本書紀』。成立から1300年を迎えて、ますます古代史への注目が高まっている。日本神話に登場する神々の世界とは?天地開闢から国生み、そして神武天皇の即位、さらに持統天皇に至る激動の歴史――。そこには古代戦争や権力を巡る争いが克明に記されている。古代祭祀の世界“出雲”から、王権誕生の地“大和”へ。国家としての日本のはじまりの姿を紐解くため、神々や王権ゆかりの地を巡り、これまでにないリアルなイメージとともに、古代の一大叙事詩を解き明かそう。
【巻頭特集】国生みの地 淡路島を往く
「国生み」という壮大な天地創造の物語。その最初に登場するのが淡路島(兵庫県)だ。一体、なぜこの島が“最初”だったのか?“すべてのはじまり”の島を訪ねて、神話の世界の面影と謎を追いかけていく。
【第一章】古代祭祀の世界 出雲
国譲り神話の舞台として知られる出雲という聖地。そこには今も数多くの神々が集うといわれている。なぜ、出雲は神聖な場所として崇められるようになったのか。そして古代出雲では何が生み出されていたのだろうか。
【第二章】王権誕生の地 大和
伝説の第一代・神武天皇とは何者だったのだろうか。そして大和の地に残された無数の古墳群が、今私たちに語りかけてくるものとは──?王権誕生の地を巡り、古代大和の姿を紐解く。
【第三章】仏教と古代戦争
古代日本は権力を巡る争いの歴史でもあった。そんななかで伝来したのが仏教である。仏教の慈悲の教えは人々にどのような影響を与えたのか。あるいは政治の道具だったのか?
そのほか、巻頭には駒澤大学教授の瀧音能之氏による出雲と大和の関係性についての寄稿を掲載。さらに古墳からみる地方豪族や埴輪のコラムなど、日本古代の謎とロマンを存分に楽しめる充実の内容。