11483車の前面が1枚ドア。修理するのが大変「BMWイセッタ300」(1957年/ドイツ)|憧れのクラシックカースタイル

車の前面が1枚ドア。修理するのが大変「BMWイセッタ300」(1957年/ドイツ)|憧れのクラシックカースタイル

男の隠れ家編集部
編集部
戦後、イタリアのミニカー「イソ・イセッタ」をBMWがライセンス生産した車である。子どもの頃から自宅にあったというこのイセッタは、もともとGHQが日本に持ち込んだものらしい。それが巡り巡って大矢卓嗣さん(60歳)の父親が兄弟と共に買ってきた。
乗車定員2名の可愛らしいミニカーである。本家はイタリア・イソ社のイセッタだが、BMWの方が生産台数が多い。スペインやベルギー、フランスなどでもライセンス生産された。卵のような外観が特徴で「バブルカー」とも呼ばれている。

「親戚中をたらい回しにされて、最終的に父親から譲り受けました。これが初めての所有車です。他人の目が気になることもありますが、自分で修理したりして愛着を持っています」と話す。これからもこのイセッタを乗り続けたいと大矢さん。現在も外出の足として活躍中だ。

車の前面が一枚ドアになっている。
ユニークなデザインは逆に新しさを感じさせる。最高速度は85km/hである。
編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る