初期型にこだわって日本中探しまくった
最初に手に入れたのは後期型の117クーペ。「これも気に入っていたんですが、最初に見た初期のハンドメイドモデルがどうしても忘れられなくて、もう一度探すことにしたんです」と話す。
その甲斐あって今から10年ほど前、知人の修理工場の片隅に10年以上ほこりを被って置かれていたクルマを発見。その場で即決して長年の夢を叶えたのだ。
早速、勤めていた時の知り合いの修理工場などのネットワークの力を借り、レストアに着手。
パーツを始め必要な部品などは既にディーラーにもなく、入手には苦労したとのことだが、同じクルマを所有するオーナーズクラブなどの協力も得て、現在も快調に走らせている。昔のクルマのためハンドルとブレーキは重いが、やはり運転は楽しいと話してくれた望月さん。
「やはりリアサイドのデザインは秀逸ですよね。でも古いクルマなのでハンドルはパワーステアリングなしなので重いし、ブレーキの利きも悪いので慎重に走らせています」
いすゞ 117クーペ
特徴的なデザインはジウジアーロ。初期型は外観フォルムを手作業で作り上げた少量生産モデルだったために、ハンドメイドモデルと呼ばれた。