通称“ハイウェイキング”その美しさに首ったけ
2014年に個人売買で入手したというBMWのR69S(1962年)。フロントサスのアールズフォークが特徴的で、1960年代にはその速さから“ハイウェイキング”と呼ばれ世界中で称賛されたモデルである。
猪狩さんにお気に入りのところを尋ねると「低く構えたエンジンとパーツの美しさですね」という答え。このバイクの最たる特徴は、水平対向2気筒エンジン。左右にシリンダーヘッドが飛び出しているのが目印だ。クランクケースの絶妙な曲線と併せて、他のバイクにはない造形美をなしている。
「街で停めるとお姉さんではなく、おじいさんが寄ってくるんですよ」と笑いながら話す猪狩さん。そんな出会いも楽しい。休日には愛車でキャンプに出かけることもあるという。
※2016年取材
写真/池本史彦
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