ノートンというバイクの歴史から学び、味わう
「当時の挑戦がたくさん詰まったバイクに対して、壊れるからダメと決めつけてはいけないですよね。職人の温もりや歴史に謙虚に向き合う、ノートンは僕にとってそんなバイクなんです」と話す石井さん。
1968年に発売されたコマンドは750ccのパラレルツインエンジンを搭載。様々なバリエーションを展開し、人気を博した。石井さんのマシンは2019年にエンジンをフルOH済みという。
石井さんにとって通勤やツーリング、乗りたい時に乗りたいように乗るバイク。乗るために気負いはなく、エンジンもキック一発で始動。
時代を感じさせない躍動感のあるアップマフラーは、形状の美しさに見とれる。ほかにもBMWやハーレー、ドゥカティなど複数のマシンを所有するが、石井さんにとってコマンドの存在は内省のきっかけを与えてくれるものなのだ。
※2019年取材
文/田村巴 取材協力/ウエマツ東京本店、ブリティッシュビート、ボートラップ
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