16426イギリスではカエルの目。日本ではカニ目。同じ誕生年のクルマと一緒に歳をとっていく「オースチン ヒーレー スプライト」(1959/イギリス)| 憧れのクラシックカースタイル

イギリスではカエルの目。日本ではカニ目。同じ誕生年のクルマと一緒に歳をとっていく「オースチン ヒーレー スプライト」(1959/イギリス)| 憧れのクラシックカースタイル

男の隠れ家編集部
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東京・八王子の多摩御陵近く、緑に囲まれた瀟洒な住宅街の一角にIT・ソフトウエア会社を経営する木村さんの隠れ家のような自宅がある。ガレージのシャッターを開けると、現れたのが木村さんの愛車、オースチン・ヒーレー・スプライトだ。ブリティッシュロックが好きだったことから、昔からクルマも英車に興味があったのだという。

英国のライトウエイトなスポーツカーが欲しかった

緑の多い自宅付近を走らせるだけでも、風の心地良さを感じるのがオープンカーの醍醐味だ。

25歳の頃からMGBに乗り、40歳頃まで走行距離20万kmを超えるほどに楽しんでいた。その後、ミニなども乗ったが、やっぱりスポーツカーに乗りたいという思いが募った時に出会ったのが、このオースチン。イギリスではカエルの目、日本ではカニ目とも呼ばれるライトウエイト・スポーツカーだ。

25歳から40歳頃まで20万km走破したMGB。この頃から英車と英国音楽には目がなかった。

「このクルマの好きなポイントはフロントマスク、バックスタイル、ダッシュボードですね。このクルマに乗ったおかげで英車好きの多くの人たちと知り合いました」

ダッシュボードのデザインもどこかスポーツカー然とした雰囲気がある。
ミニと共通パーツの多い水冷直列4気筒OHV-948ccエンジンを搭載している。

パーツに関しては、ミニとの共通部品がとても多いので、それほど苦労せず手に入るとのこと。メンテナンスも楽しみたいので、クルマの下に潜り込んで楽に作業ができるようにとガレージを新築したほどだ。

「同じ歳のこのクルマにはずっと乗り続けて、一緒に歳を重ねていきたいと願っています」

緑に囲まれた気持ちの良いガレージ。メンテナンスも楽しむために作業効率を考えた造りになっている。まさにヒーレー スプライトを満喫するために造られた空間だ。
ガレージ奥にはパーツストックと、作業机も置いてメンテナンスするなどガレージライフを楽しんでいる。
世界に一台。プラモ工作名人の友人にプレゼントしてもらった愛車のプラモデル。

オースチン ヒーレー スプライト

英国のコンパクト・ライトウエイト・スポーツ。そのフロントマスクから日本では「カニ目」、イギリスではフロッグアイ(カエルの目)と呼ばれている。

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