左手の窓から明るい光が入ってくるが、ワークデスクが壁に向かって設置されているので仕事に集中できる。

仕事に集中できる籠もり感がありながらも明るく開放的なのは、リビングルームが見渡せる大きな内窓があるからだろう。

「内窓はリノベーションの際にぜひ設置したかったインテリアアイテムのひとつなんですが、見た目の格好良さはもちろん、書斎で仕事をしながら家族の姿が見られるようにしたかったからなんです」

この小空間に居ながらも家族とのコミュニケーションを大事にしたい、と語るTさん。奥さんや子どもたちの笑顔を見ることが仕事の支えにもなっていると言う。

作り付けのワークデスクと雰囲気を合わせたチェア。

内部は白壁と木の温もりが漂うナチュラルな空間で、壁には家族4人を描いたイラストやお気に入りのペンギンの絵画をディスプレイ。リビング側からもそれらの絵を窓枠越しに楽しむことができるよう飾る位置を工夫している。

正面の絵は10年前に描いてもらった家族4人のイラスト。右のペンギンの絵はイラストレーター・森本ひであつ氏の作品。
南側の部屋とミニ書斎の間にある内窓。窓枠が壁の絵画の額縁のような役割をすることも意識したという。

聞けばミニ書斎を造った場所はもともとキッチンだった場所。フルリノベーションすることで水回りなど大きくレイアウトを変え、2畳の書斎とウォークインクローゼットを確保したのだという。

右手がご主人のミニ書斎で、左奥がリビングダイニング。

「念願のミニ書斎は造りたかったのですが、以前の賃貸マンションではキッチンなどの水回りなどの使い勝手が悪かったので、それも考慮してリノベーションをお願いしたら、レイアウトを大きく変える今の形になったのです」

笑顔の絶えない Tさんごファミリー。

築43年・87平方メートルの3LDKの中古マンションが、まったく新しいモダンな空間に大変身。ミニ書斎のオークの床板はご主人自らが張ったもの。また袖机の表板とハンドルを自分で付け替えたりするなど、楽しみながらところどころ自分流に手を入れてきた部分もある。

「リノベーションしてから約2年が経ちますが、ますます愛着が湧いてきて、気に入ってます」

デスクの背中側に配置したブックシェルフ。ちょうど写真上の扉付きクローゼットの裏側に位置している

【秘密基地造りのPOINT】
1.内窓からリビングが望める。
2.扉を閉めれば籠もり感確保。
3.開閉可能な窓で通風も良い。

【Owner’s voice】
自分でDIYするのも好きなので、これからも少しずつ手を入れていきたいですね。次は子ども部屋かな(笑)。

文/岩谷雪美 写真/秋 武生