雄大な日本海の絶景と共に
舌でも日本海が堪能できる宿
波の浸食により、ゴツゴツと荒々しく削り取られた断崖絶壁が連なる奇勝地「東尋坊」などの天然の観光地が近隣にある福井県の「荒磯亭」。江戸時代の後期に「雄島館」として旅館業をスタートし、平成11年(1999)に現在の名称に変えた。
ヒノキと笏谷石を使った浴場には、神経痛や冷え性に効果があるという三国温泉が流れる。さらに最上階に用意された大浴場からの眺めは抜群。磯の香りに包まれながら日本海に沈みゆく太陽をぜひ眺めたい。
同宿は目の前に日本海を構える場所に建っており、部屋の中でも波の音が聞こえる。また、部屋によって水平線か海水浴場となるが、全ての客室から一面のオーシャンビューが愉しめるのも嬉しい。
湯上り後も日本海の愉しみは終わらない。冬は水揚げされた新鮮なカニがこれでもかというほど味わえる。カニのそのままの旨味が味わえる刺身、引き締まった身が味わえる茹で、香ばしい香りと濃厚な味わいが口に広がる焼きなど、様々な食べ方で越前ガニが味わえる。
大人だからこそできる贅沢な旅を存分に愉しみたい。