古きを守り時代に合わせた会席料理が味わえる
標高100mほどの弘法山の中腹に建ち、創業53年を迎えた「ひがきホテル」。近くには弘法大師に関するスポットが多く、高さ30mほどの子安弘法大師像や、弘法大師を宗祖とする金剛寺などがある。
ひがきホテルは小高い場所に位置しているため、三河湾を一望できる。ここでのもてなしは、受付時から始まっている。まずはウェルカムサービスで、ほど良い温かさの抹茶を味わいながら、琴の生演奏が愉しめる。
浴場も充実しており、内湯や露天風呂のほか、新陳代謝を促すというトルマリンの足湯と、美容効果が期待できる麦飯石の足湯の2種を用意。そしてこの宿に宿泊するなら、露天風呂は外せない。
天然石が配された露天風呂「曙光の湯」では、潮が香る風を感じながら、海を一望する絶景が愉しめる。三河湾随一の景観を誇るのも納得できる。
温泉を愉しんだ後は、海の幸がふんだんに使われた夕食を味わいたい。伊勢海老をはじめ、冬の三河湾でとれた新鮮な食材を熟練の職人が本格会席料理に仕上げる。海の恩恵をたっぷりと受けた味覚を堪能し、日常から解放された冬旅を味わいたい。