桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)
開戦年:永禄3年(1560)
織田信長VS今川義元
歴史ファンでなくても、尾張の小領主にすぎなかった織田信長が、駿河・遠江(とおとうみ)・三河を領した大名、今川義元が率いる10倍以上の大軍を打ち破った桶狭間の戦いは聞いたことがあるだろう。
山中の谷間で雨を避け休んでいた今川軍に、山道を抜けて肉薄した織田軍が一気に襲いかかる。そんな情景を思い起こしつつ現地へ足を運んでみると、周囲はすっかり市街地化されていて驚かされる。
しかし、今川義元が服部小平太と毛利新介によって打ち取られた最期の地と伝わる場所は、合戦があった当時の地形をジオラマ化した公園となっている。中央には義元と信長の像が立つ。
すぐ隣の豊明(とみあけ)市南舘(みなみやかた)にも桶狭間古戦場跡と伝わる場所があり、やはり公園となっている。
市街地化されても残る周辺地形の凹凸を楽しみながら、両方を巡るのが面白い。