33254異国情緒漂う街並みをゆく路面電車「長崎電気軌道」(長崎県)|ノスタルジック路面電車散歩

異国情緒漂う街並みをゆく路面電車「長崎電気軌道」(長崎県)|ノスタルジック路面電車散歩

男の隠れ家編集部
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三方を山に、一方を海に囲まれた狭隘な地形に市街地が形成されている長崎の町並み。そのなかで活躍するのが効率よく敷かれた路面電車である。

長崎電気軌道
赤迫~崇福寺(1号系統) 営業距離/7.3km
赤迫~蛍茶屋(3号系統) 営業距離/7.4km
崇福寺~蛍茶屋(4号系統) 営業距離/2.9km
石橋~蛍茶屋(5号系統) 営業距離/3.5km

路面電車に乗って長崎市内の旅を満喫

日本一安いことで知られる運賃は乗車区間に関係なく1回130円。また観光目的であれば、一日乗車券500円がお勧めである。沿線には港湾都市として異国の文化を吸収してきた長崎の歴史を物語るスポットが点在している。世界文化遺産にも登録された大浦天主堂をはじめ、グラバー園や出島など。また、観光スポットからは少し離れるが、長崎駅北の「原爆資料館停留場」からは原爆資料館と平和公園にも歩いていける。終戦から75年が経つ今、あらためて訪れておきたい場所だ。

2017年4月10日より運行を開始した水戸岡鋭治デザインの310号「みなと」。長崎の風景と一体化するような路面電車である。愛称の由来は長崎市民が生まれ育つ母港、そして来訪者を優しく迎え入れる港町長崎をイメージ。

Old Days

昭和30年代の長崎駅前停留場。現在も運行している300形電車の304号が写っている。
同じく諏訪神社停留場に停車する360形電車。子供を背負った母親たちの姿に微笑ましさを感じられる一枚。

【Nostalgic Spots】ちゃんぽん、皿うどん発祥の店「中華料理 四海樓」

明治32年(1899)創業の中華料理店。創業者の陳平順が「ちゃんぽん・皿うどん」を考案したことで有名。もともと長崎の中国人留学生のため美味しくて栄養たっぷりで、安いメニューをという思いで作られたという。

中華料理 四海樓(ちゅうかりょうり しかいろう)
長崎県長崎市松が枝町4-5
TEL/095-822-1296
営業時間/11時30分~15時、17時~21時 
定休日/12月30日~1月2日、そのほか不定休
アクセス/「大浦天主堂」よりすぐ

編集部
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