小牧・長久手の戦い(こまき・ながくてのたたかい)
開戦年:天正12年(1584)
織田信雄・徳川家康VS羽柴秀吉

長久手市には決戦が行われた地に古戦場公園がある。

織田信長の後を継いで、天下人への道を歩んでいた羽柴秀吉と、その前に立ちはだかった徳川家康が激突したのがこの戦いである。戦いは長期戦となり、しかも広範囲にわたっている。そこでまず抑えておきたい場所が、秀吉に味方した池田恒興(つねおき)が占拠した犬山城だ。

木曽川の対岸から眺めると、切り立った崖の上にそびえるように見える。川が堀の役目を果たしている堅固な城だ。

現存天守が国宝に指定されている名城で、城下町は戦国時代のものではないが、江戸時代の風情を今も守り続けている。

犬山の城下町は今も江戸時代の雰囲気を残している。

天守最上階からは滔々(とうとう)と流れる雄大な木曽川の風景も堪能できる。

現存する犬山城の天守の2階部分までは、織田信長の叔父である織田信康により天文6年(1537)に築かれた。現存最古の木造天守。現在の3層4階・地下2階への改築は元和6年(1620)に行われた。最上階には回廊が設けられていて、回ることが可能だ。木曽川だけでなく御嶽山、岐阜城、名古屋駅ビルなどが遠望できる。

この戦いで家康が本陣とした小牧山は標高86mの小山に過ぎないが、鬱蒼(うっそう)とした樹木に覆われているので、都会にいながらにしてちょっとしたハイキング気分が味わえる。山頂には城の形をした小牧市歴史館があり、展望室から鈴鹿や御嶽山(おんたけさん)などの峰々や濃尾平野を一望することができる。

小牧山の山頂に建つ城郭のような歴史館。
長久手の公園内にある池田恒興を祀る勝入塚。