33000土佐電氣鐵道から“とさでん”に受け継がれた軌道「とさでん交通」(高知県)|ノスタルジック路面電車散歩

土佐電氣鐵道から“とさでん”に受け継がれた軌道「とさでん交通」(高知県)|ノスタルジック路面電車散歩

男の隠れ家編集部
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平成26年(2014)10月1日に土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社が統合して設立された「とさでん交通」。

とさでん交通
はりまや橋〜伊野(伊野線) 営業距離/11.2km
後免町〜はりまや橋(後免線) 営業距離/10.9km
高知駅前〜桟橋通五丁目(桟橋線) 営業距離/3.2km

新しく生まれ変わった日本最長距離の路面電車

前身である土佐電気鉄道時代を含めると明治37年(1904)開業と現存する路面電車では最も歴史が古い。かつ総延長25.3kmは日本一長い距離でもある。土佐電が保有していた南北を走る桟橋線、東西を走る後免(ごめん)線と伊野線を受け継いだ。

上町一丁目停留場は坂本龍馬の誕生地でもある。

特に高知城前などを通る伊野線は「はりまや橋」から「伊野」間の11.2kmを約45分で結ぶ。高知市のメインストリートを通るため、観光客も多く利用する路線である。また高知市、南国市、いの町を運行するため、町と町を結ぶ都市間電車の側面を持ち合わせている。

新旧カラーの列車が行き違うはりまや橋。高知市中心部にある、よさこい節などでも唄われた道路橋である。
はりまや橋交差点は、東西と南北に交差し、左右に曲がる軌道も設けられている。

Old Days

昭和56年(1981)にアルナ工機(現・アルナ車両)によって製造された1000形電車の1002号の懐かしい写真。土佐電気鉄道から、とさでん交通へと受け継がれた。土佐電気鉄道の車両としては初めて自動両替機付運賃箱が設置された電車である。

【Nostalgic Spots】高知の食が集まる屋台村「ひろめ市場」

土佐藩家老屋敷跡付近にあり、一帯を「弘人(ひろめ)屋敷」と呼んだのが由来。自分で好きな物を市場内で買い、持ち寄って食べられるのが大きな魅力。

ひろめ市場(ひろめいちば)
高知県高知市帯屋町2-3-1
TEL/088-822-5287
営業時間/9時~23時(日曜は7時~) 
定休日/店舗により異なる 
アクセス/「大橋通」よりすぐ

写真/米屋こうじ、とさでん交通(一部)

編集部
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